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会話作文~熱源
2010-01-19 Tue 16:56
『眠れる森』の再放送が始まったみたい。
キムタクのドラマの再放送を見ない月はない気がします。
野沢尚の脚本のこのドラマ、好きでした。
ミステリーにはやっぱり綺麗な人が似合いますね。
怖くてきれいで・・・どきどきします。
ドラマ主題歌は竹内まりやさんの「カムフラージュ」ですが
カラオケで歌って高得点取ったな~(笑)
~目と目があって指が触れあうその時 すべての謎は解けるのよ~
って歌詞みたいに、
兄さんと森永くんも触れあったらお互いの気持ちに気付いちゃえばいいのに。

眠れる森に全然関係ないけど、ありがちなネタで作文。
以前に書いたものの逆verです。

ありがちなのも結構好きだぜ と仰ってくださる方のみどーぞ。




熱源 


コンコン。
部屋のドアを叩く音に気づき、宗一はゆっくりと目を開けた。

「先輩、起きてます?」
「ああ」
静かにドアを開け、森永が部屋に入ってくる。
「気分、どうですか」
「・・・普通」
「これ作ってみたんで、よかったら」
「なんだ?」
「生姜湯です。先輩は風邪ひくといつもこれだってかなこちゃんに聞いて」
「かなこに? わざわざ悪かったな。貰う」
「どうぞ」

上半身を起こしてカップを受け取り一口飲む。
爽やかな風味が口に広がった。
「・・・美味い」
「よかった。砂糖じゃなくてハチミツにしたんでどうかなって」
「・・・そうか。甘すぎなくて飲みやすい」
宗一の言葉で森永はもっと笑顔になる。

「でもさすが先輩ですよね。風邪で倒れるのも学校が休みの日だなんて」
「・・・予定して風邪ひけるか」
「冗談ですってば」

風邪でダウンしたのはどれくらいぶりだろう。
自分は病気になりにくい体質だとも思っていた。
そんなだから、数年ぶりの発熱は結構こたえた。

「熱は?」
「まだ・・・少し・・・」
宗一が答えかける。
すると、森永はすっと自分の手のひらを宗一の額にのせた。

流れるような仕草で宗一の耳元に森永の手のひらが添えられたかと思うとそのまま素早く仰向かされる。

ちゅ

今まで重ねたキスに比べれば、それはとても短いものだったかもしれない。
舌が軽く触れ合い、すぐに離れた。

「熱、下がりませんね。口の中・・・すごく熱い」
「・・・」

まだ息が触れる距離にいる森永は、やわらかな笑みを浮かべて囁く。
「怒らないんですね、今日は」
「・・・呆れて怒る気にもならん」
「ん(にこ)」
「・・・風邪、うつってもしらんぞ」
「大丈夫ですよ。オレは免疫ありますから」
「ふん・・・」

空になったカップを受け取ると森永は立ちあがって言った。
「何かあれば呼んでください。オレ、リビングにいますから」
「ああ。・・・生姜湯、御馳走様」
「どういたしまして」

「あ・・・森永」

部屋を出ようとする森永に宗一は思わず声をかけた。
どうして声をかけたのかわからない。
なぜそうしたのか分からない。
けれど

「はい?」
「・・・少し、いられないか」
「え?」
「少しだけ、いられないか・・・ここに」

熱のせいだ。そう思えばいい。
普段は一人になるための自分の部屋が、今日はとても広く寒く感じる。

「・・・いいですよ。先輩がオレを恋しがってくれることなんてめったにないし」
冗談めかして応えた森永の声が優しく響く。

「・・・ばか、退屈しのぎだ」
「でも疲れません? 眠ったほうがいいんじゃ・・・」
「眠くなったら寝かせてもらう。いいか?」
「ええ」

森永は宗一の腰のあたりに肘をつきベッドの脇に座った。
いてほしいと言ったのは自分なのに、沈黙が落ち着かなくさせる。

「・・・何か、話せよ」
「え、でも・・・」
「お前の声・・・聴きたい」
「え?」
「あ・・・ちが・・・。そうじゃなくて・・・。研究の話・・・とか」
「・・・はい。じゃ先輩は聴くだけですよ」

森永は、静かにそしてゆっくりとした口調で話し始めた。
部屋に広がるその声を聴きながら宗一は瞼を下ろす。

(こいつの声・・・心地いいな)

熱のせいでまだ身体が熱い。
けれど、森永が触れた唇には異なる熱が残っているようだった。
じんじんと痛い、内から沸きあがるような熱・・・。

(・・・熱い)

目をつむっても、脳裏に浮かぶのはたった一人の瞳、指、唇。
それは疑いようもなく森永のもので・・・。

(熱のせいだ・・・全部・・・)

森永は話し続けている。
最近読んだ本の話を、囁くように優しく甘く、まるで愛を語るように。
その心地よい声に包まれながら、宗一の意識もまた遠のいていった。



う~ん、もうちょっとこうなんとかしたいんですけど・・・
まあ、文才ないので許して下さい。
以前森永くんが風邪をひいたネタで作文を書きましたが
今回は兄さんに熱出してもらいました。
たまにはがっつり?甘える兄さんも想像してみたかったりして。
うちの兄さんは眠ったり病気になった時くらいしか素直になれないらしいです(笑)
既にパターン化してる気が・・・あれ?
森永くんは元々聞き上手さんなので一人喋くりは苦手だと思いますけど
愛の力で頑張ってもらいます。
それと、さりげな~く 祝ちゅー解禁
初めて書いたキスシーンがこれかよっ。
もう書かない方がいいって話ですね(笑)

読んでくださって有難うございました。
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