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会話作文~目覚めたらそこに
2012-04-18 Wed 10:23
毎度放置気味ですみません・・・放置するつもりは全然ないのですがなかなか書けなくて(・・;)
一応暴君のブログだから暴君の話題で更新したいんですが、
考察とかも今更な内容ばかりなので書くのもどうなんだろ~と及び腰(笑)
元々、大した考察でもないし。

今月初めての作文です。
会話メインなのですが思ったより長くなったので会話作文カテゴリに含めました。

※この作文の内容は漫画「恋する暴君」本編とは全く関係ありません。
二次創作等が苦手な方はお読みにならないで下さいね。



「・・・さん、兄さん」
「・・・ん・・・?」
「ソファで寝ると風邪ひくよ。起きて」
「・・・かなこ? お前・・・なんでここにいるんだ?」
「寝ぼけてるの? 家を新築する話をしようって、兄さんが松田さん家に来たくせに」
「家の話?」
「巴兄さんがしばらく日本で働くことが決まったから。夏くらいだっけ? 日本に戻ってくるのは」
「! 巴が、戻ってくるのか?」
「? 兄さん・・・寝ぼけてるだけじゃなくて記憶障害にでもなった(笑)? かなこもこっちの高校に入学したしちょうどいい機会だからって」
「・・・え? お前・・・もしかして受験失敗・・・」
「違うでしょ! 見学に行ったらやりたいことできそうな高校が近くにあったからこっちにしたんじゃん。入学式もとっくに終わってるのに今頃なに言ってんの?」
「・・・そうだっけ?」
「・・・(呆) しっかりしてよ兄さん。最近、森永さんのことで忙しかったのはわかるけどさ」
「森永? そういえば・・・あいつは来てないのか?」
「森永さんは先週末から実家に帰省してるんでしょ?」
「帰省? あいつが?」
「びっくりしたよね~。会社の、入社前研修だっけ? 森永さんがそこで知り合った人とくっついちゃうなんてさ~」
「…は?」
「それも女の人だっていうから最初信じられなかったよ(笑) 森永さんってたしか男の人が好きだったよね?」
「?  ?」
「かなこは・・・森永さんはずっと兄さんのそばにいてくれると思ってたから・・・少しショックだったけど」
「ちょっと・・・それ、何の話だ?」
「? だから、そのフィアンセをお家の人に紹介するために帰省したんじゃないの?」
「フィ・・・アンセ?」
「もちろんまだ正式に婚約したわけじゃないけどそういう気持ちで付き合うからって・・・それで兄さんとの同居もやめて」
「やめた? 同居を?」
「森永さんが別に部屋借りて、兄さんは今あの家で一人暮らししてるじゃない?」
「・・・」
「兄さんと森永さんの二人で出した答えだから、かなこが口挟むことじゃないけどさ。兄さんも祝福してたもんね」
「…」

なんでだか解らないがオレは色々と忘れているらしく・・・
つまりかなこの話をまとめると、オレと巴とかなこ(黒川もか?) でまた一緒に暮らせることになったから家の新築を考えていて、森永には女のフィアンセがいてその相手を紹介するために里帰りしている・・・?
オレたちの同居は解消されていた・・・?

「兄さん?」
「そっか・・・あいつ実家に行けたんだ。・・・よかった」
「・・・」
「これであいつもまっとうに生きていけるだろ・・・家族とも和解できるだろうし、なによりだよ」
「兄さん・・・疲れてるならお布団で寝てね。風邪ひくといけないから」
「・・・ああ・・・・そうする」

フィアンセ、か。
ホモのお前が好きになった異性の相手、オレにちゃんと紹介したのかよ?
・・・オレが思い出せないだけかもしれないけど。
まあ、お前が選んだ相手ならいい人だろうけどな。
そんなことをぼんやり考えていたらまた睡魔が襲ってきた。
いけね・・・かなこに布団で寝ろって言われたのにまたうたたねしちまいそうだ。
・・・っつか、お前、ずっとオレのそばにいるって言ってたじゃねーか
そばにいるって・・・ 言ったくせに・・・・・・


「・・・ぱい・・・せんぱい」
「ん・・・」
「起きて下さい。こんなとこで寝てたら風邪ひきますよ」
「・・・・森永?」
「ただいま」
「お前、なんでここに?」
「はい?」
「・・・ああ、挨拶にきたのか。それにしても帰ってくるの随分早かったな」
「そうですか? 結構時間経ってるとおもいますけど」
「実家は・・・どうだった?」
「は? 実家?」
「里帰りしてたんだろ?」
「? 何の話です?」
「だってお前今ただいまって・・・帰省から戻ってきたんじゃねーのかよ?」
「? 買い物から帰ってきたとこですけど?」
「買い物?」
体を起して辺りを見回すと、そこはオレと森永の住む“あの”アパートの部屋だった。
体の節々が痛い・・・ソファで変な寝方をしてたらしい。
「先輩?」
オレの顔を覗き込む森永はなんだか心配そうな顔をしていた。
森永の大きな黒い瞳にオレが映っている・・・ホッとしたような驚いたような表情のオレが。
夢・・・だったんだ。
よかった・・・夢で。
思わずオレは森永の肩に両手を這わせて・・・抱きしめてしまった。
「! せ、先輩? どどど、どうしたんです?」
「うるさい・・・」
「・・・怖い夢でも見たの?」
「別に。・・・いい夢だったよ・・・途中までは」
「途中?」
そう・・・どちらかといえば嬉しい夢だった。
みんなでまた一つの家で暮らせる・・・でも。
「オレが里帰りする夢、見てたんでしょ?」
「・・・そういうわけじゃねー」
「そう?なんだか不安そうな・・・悲しそうな顔して眠ってたから。あんまりいい夢じゃないのかと思った。・・・オレが出てきたみたいだし」
「それは・・・」
「?」
森永の肩に回していた両腕を解いて、うつむきながらオレは言葉を続けた。
「お前が・・・フィアンセを、女だけど・・・連れて里帰りしたっていう夢だったんだよ」
「フィ、フィアンセ? 女ぁ?」
「ゆ、夢だからな!」
「夢にしたって・・・あり得ないでしょ、それ?」
「知らねーよ・・・」
「そんなことあるわけないのに(笑)」
「だから夢だって言って・・・」
「オレが先輩以外の人を好きになるわけない」
「え?」

ちゅ❤

「・・・?」
「目、覚めました?」
「は?」
「お姫様を目覚めさせるのは王子のキスって決まってますからね(笑)」
「! は、はなれろ、どアホ!!」
「痛っ! もう先輩、いきなり殴るなんてひどい(ToT)」
「誰が姫だって? (-_-メ)」
「・・・つっこむの、そっちですか(^^ゞ」
「ソファでうたた寝したから・・・変な夢見ただけだ」
「・・・オレはずっと先輩のそばにいますから。また変な夢見てもオレがちゃんと起こしてあげますよ」
「な・・・(赤面)」
「大好きです❤」

・・・すっかり目が覚めちまった。もう寝ぼけたふりでごまかすこともできねーよ・・・。

「森永」
「はい?」
そっと顔を近づけて
「え・・・センパ・・・」
森永のほっぺたを思い切りつねってやった。
「いででで」
「確かにこっちが現実だな」
「先輩、ひどい!」
「うるさい! 夢か現実か判断するにはやっぱりこれだ!」
「自分のほっぺでやって下さいよ~(T_T)」

もしそれがどんなにいい夢だったとしても
やっぱりオレは現実がいい
だって そこにはいつも・・・


おしまい



どんな夢よりも現実がいいということで(笑)
リアリストっぽい兄さんが見る夢ってどんなんでしょうね~。

読んで下さって有難うございました!



おまけ


「お姫様が嫌なら先輩が王子役やります?」
「は?」
「いいですよ、オレは別に姫役でも」
「・・・そのガタイでよく姫とか言えるな(呆)」
「別に体格はどーでもいいでしょ? 要はどっちが目覚めさせるかってことですから」
「・・・」
「どっちがキスします?」
「! お前・・・それが目的か!」
「先輩からキスしてくれるならオレは姫でもなんでもいいですよ」
「だ、誰がするかっ!」
「じゃあやっぱり王子役はオレですね。いつでもどこでも先輩を目覚めさせてあげますね(#^.^#)」
「・・・お前の前では二度と居眠りしねーから」
無理だろうけどな・・・(-_-;)


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