FC2ブログ
 
会話作文~帰り道
2012-01-21 Sat 23:23
昨日は東京で初雪が降りました。
川崎でも初雪。
神奈川って言うと箱根とか山沿いの方も含まれるので初雪ではなかったかも、なのですが
とりあえず我が家近辺では初雪でした。
全然積もりませんでしたけどね(笑)
寒い地域にお住まいの方には笑われてしまうかもしれませんが
昨日今日と本当に寒いです~~~★★
でも1か月ぶりのお湿り、ちょっと潤いました(*^_^*)
すっごい乾燥してたからね~~。

今月は作文ばっかり書いてます。
もう開き直って1月は作文月間にしようと思います。
といっても大したものは書けてませんが(-_-;)

今回も会話メインなのですがちょっぴり情景描写?もあるので会話作文カテゴリにしました。
とっても短いので気楽に読んでいただけるといいな。

※この作文の内容は漫画「恋する暴君」本編とは全く関係ありません。
二次創作等が苦手な方は読むのをご遠慮くださいね。



「先輩?オレです。今から帰ります」
森永は大きなボストンバッグを抱えて携帯電話を片手に駅までの道を歩いていた。
「浜松駅から新幹線使って帰るんで多分1時間半くらいで帰れると思うんですけど」
『そうか』
過不足のない「了解」の意味の言葉が電話口から即座に返ってくる。

浜松での入社前研修を終えた森永は名古屋へ帰るところだった。
名古屋まで新幹線であっと言う間なのはわかっていたが、森永には宗一に電話せずにいられない理由があった。
「びっくりしましたよ~まさか先輩から“確認”のメールがくるなんて」
『はあ?』

森永がメールの着信に気が付いたのは会社で帰り支度を始めた時だった。
それは30分ほど前に宗一から送られたものだったのだが。
『研修お疲れさん。こっちは雨が降り出した。傘は持ってるか?』
端的で簡単な、なんとも宗一らしい文面だったが、その短い文章に込められた意味を森永はすぐに理解した。

「傘は持ってます。折りたたみですけど」
『なら、駅まで迎えに行かなくても大丈夫だな』
「・・・迎えに来てくれるつもりだったんですか?」
『いや・・・傘持ってなかったら困ると思って。持ってたならいい』
「無くても駅かコンビニでビニール傘買えますよ?」
『そーかもしんねーけど・・・ビニール傘は増えると邪魔になるしな』
「(*^_^*)」
『・・・なんだよ?』
「先輩が心配してくれたのが…嬉しくて」
『・・・は?』
「オレが傘持ってなかったら迎えに行こうか考えて・・・それでメールくれたんですよね?」
『べ、別にそーゆー訳じゃ・・・』
「(笑)」

「先輩。オレ、この1週間で気が付いたことがあるんです」
わずかな沈黙の後、森永が呟くように喋り出した。
森永の言葉の意図が解らず、宗一は相槌を打つこともできない。
『?』
「就職したら今までみたいにずっと一緒にはいられなくなるから・・・やっぱりどこかで寂しいと思ってたんですよね」
『・・・何だよ、急に』
「でもね、一緒にいないからこそ出来ることもあるってわかったんです」
『出来ること?』
「こうやって・・・電話で話すことができる」
『はぁ?』
「就職したら、“これから帰ります”って毎日電話しますから(#^.^#)」
『・・・要らねーよ』
「それに、“おかえり”って言ったり言われたり・・・今までは一緒に帰るのが普通だったからあまり言ったことなかったけど」
『時々は・・・言ってるんじゃねーか?』
「そーですね。時々はね」
『っつかまだ1年も先の話だぞ? 今からそんなこと考えなくても・・・』
まだまだ先の話だと、宗一はほとんど想像することすらなかったのだが。
「・・・」
また会話が途切れる。
『? どーした?』
「・・・だめですね、オレは。先輩の声聞いてたら・・・すごく会いたくなってきちゃいました」
『へ?』
「電話も悪くないけど、やっぱり早く先輩の顔が見たいです」
一瞬、どんな顔をして言ってるんだ?と余計なこと考えて、今度は宗一が黙ることになった。
『・・・っ』
「傘、持ってなかったら良かったな。そしたら先輩が迎えに来てくれて、早く先輩に会えたのに(笑)」
『・・・すぐ戻ってくるくせに、何言ってんだ』
「(笑)冗談ですよ。今日は寒いから、先輩は家に居て下さいね」
『・・・ちゃんと待ってるから』
「え?」
『…気を付けて帰って来いよ』
「はい・・・すぐに帰ります」
『ああ』

もう駅に着くからと、携帯電話を切る時の名残惜しそうな森永の声が耳に残る
声を聞いたら会いたくなった、なんてバカなことを言ってるけど
あいつらし過ぎてなんだか可笑しくなった
“おかえり”・・・を言うのは今日はオレか
名古屋は雨模様
折りたたみ傘では小さいかも やはり駅まで迎えに行こうかと
そんな考えが浮かんで いやいやと首を振る

声を聞いて顔が見たくなったのは お前だけじゃないみたいだ・・・ 


おしまい


途中から会話だけになってすみません(>_<)

森永君は、就職することで大学での研究とは別のやり甲斐を見つけていくと思うんですが
兄さんと一緒の時間が少なくなってしまうことにはやっぱり寂しさを感じてると思います。
だからこそ、離れたら離れたなりの楽しみというか、
今まで近くにいて出来なかったことが敢えて出来るという
前向きな発想をしてみたらいいんじゃないかな~などと想像して書いてみました。
さあ、兄さんは雨の中駅まで迎えに出たのでしょうか?
それともおうちで「おかえり」と迎えてあげるのでしょうか?
うちの兄さんは・・・もしかしたら駅まで行っちゃうかもしれません。
森永君に優しすぎるところがあるもので(-_-;)
で、駅に着いた時には雨は止んでたりするんだよね(笑)
皆さんの妄想の中の兄さんはどんな感じかな~~?

読んで下さって有難うございました!
スポンサーサイト



別窓 | 会話作文 | コメント:0 | ∧top | under∨
<<暴君★購入予定メモ | 天使の宝箱 | 妄想会話~暗示にご用心>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| 天使の宝箱 |