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会話作文~妙薬
2011-12-21 Wed 00:23
またしても間が空いてしまいました・・・10日間も更新せず(;一_一)

今年も残すところあと10日ですか。
・・・今年中に書こうと思ってた作文書けるかなあ。
ってか、それよりも大掃除終わるかなあ???

忙しい心に頭と体が追い付かない年末を過ごしているわけでございますが
今日は久しぶりに会話作文をひとつ。
長くはないですが、少しだけ会話以外の部分も書いてみました。
宜しければどうぞ。

※この作文の内容は漫画「恋する暴君」本編とは全く関係ありません。
二次創作等が苦手な方はお読みにならないで下さい。


朝。
そろそろ家を出る時間なのは分かっているけれど未だキッチンから出られないオレ。
焦ってバタバタしていると、案の定森永が心配そうに話しかけてきた。

「あの・・・先輩、まだ止まりませんか?」
「いろい・・ヒクッ・・・やってみたんだがとま・・・ヒャッ・・・なくて」
「あ~、ほんとですね。もう5分くらい経つのに」

そう。
朝食を終えるのと同時に出始めたしゃっくりが一向に治まらないのだ。
こんな状態のまま登校するのはさすがに嫌だったので、しゃっくりを止めるべく悪戦苦闘しているのだが・・・。

「ったくしつこ・・・ヒクッ・・・いしゃっくりだ」
「息継ぎしないで水を3回飲むと止まるっていいますよね?」
「それはやった・・・ヒ・・・ック」
「じゃあ砂糖水は? オレはそれで止まったりしますけど」
「そ・・・ヒック・・・れもやってみた」
「しゃっくり・・・なんか酷くなってませんか」
「んなことい・・・ヒャック・・ても」

思いつく方法は試してみたんだ。
それでも、このしつこいしゃっくりは治まるどころか出る間隔がどんどん短くなってる気さえする。

「しょうがねえ。もうこのま・・・ヒック・・・ま出る」
「でも、ちょっときつそうですよ?」
「大学着くまでに止ま・・・ヒクッ・・・るかもしれね-し」
「・・・」
「待たせて悪かったな。コート取っ・・・ヒャッ・・・くる」

たかがしゃっくりだ。
歩いているうちに自然に治まるだろ。
そう考えながらオレは自室に向かおうとした。
その瞬間。

ガバッッ!

「え?」
片手がグイッと後ろに引っ張られたかと思うと、上半身から倒れこむようなかっこうで森永の胸の中に抱きすくめられた。
(な、なんだ・・・?)
「・・・」
背中にまわされた森永の両腕が・・・苦しい・・・。
「先輩・・・」
森永の声でオレははっと我に返った。
「な、なんだよ急に。っつか離れろ!!」
「・・・」
「てめえはまた、朝っぱらから・・・」
「どうですか?」
「は?」
「しゃっくり、止まりました?」
「しゃっくり?」
・・・そうだ。
オレはしゃっくりが止まらなくて困ってたんだった。
こいつが急に変なことすっから一瞬忘れちまったじゃねーか。
「止まった・・・か?」
「良かった(*^_^*) ビックリさせるの成功ですね」
「・・・?」
「やっぱりしゃっくり止めるには驚かせるのが一番でしょ? でも目の前の先輩を脅かすのは難しそうだし、てっとりばやく先輩がビックリする方法はこれかな~って」
「そ、そんなの・・・」
「はい?」
「普通にやれよ、普通に!」
「普通に驚かせるってどうやるんです?(笑) ビックリしたんだからいいじゃないですか。しゃっくりも止まったみたいですし」
「それとこれとは話がべ・・・ヒック」
「あれ?」
「ヒッ・・・ック」
止まってなかった・・・・。
「効かなかったですね(^^ゞ」
心配しているような言い方をしているが、触れている腕の小刻みな震えが伝わってくる。
こいつ・・・笑いを堪えてやがる!!

「も・・・ヒクッ・・・いい。行くぞ」
「先輩・・・もうひとつしゃっくりを止める方法知ってますけど。試してみます?」
なんとなく身の危険を感じて、森永の腕から逃げようと腕に力を込めて訊き返す。
「・・・くすぐるとかじゃね・・・ヒック・・・だろーな?」
「(笑) 違います」
「・・・どんな方法だよ?」
問うのと同時に森永の顔を下から覗きこむ。
上を向いた瞬間、唇を塞がれた。
「ん――― ?」
驚きで体が硬直する。
だが唇は離れることなく、閉じた唇の間から舌が割り込んでくる。
侵入してきたそれは、驚いて固まっているオレの口内で好き勝手に動き回り・・・・。
「んぅ・・・・」
微かに鼻にかかった声を漏らしてしまった。

息が出来ない・・・苦しい。
意識は朦朧とし始めていたが、自分の舌が森永の口内へ導かれていくのがわかった。
軽く吸われ、甘噛みされると今度は強く吸われた。
「ん・・・・っ」
思うように呼吸ができず、オレは森永の胸を押し返して体を離そうとした。
が、抱きしめる森永の力は強くて逃げることができない。

突然、唇が離れた。
急に再開された呼吸を荒く繰り返しながら、ぐったりした身体を無理やり立て直す。
「てめえ・・・何しやがる」
「だから・・・しゃっくりを止めるために」
「ふざけんなっ!」
「・・・舌を引っ張ると止まるらしいんです」
「・・・は?」
「舌を引っ張ると喉の奥が刺激されて止まるんですって。どうですか?」
息が上がり気味のオレにくらべて随分と落ち着いた声の森永。
そういえば、出なくなってるような気がする。
「・・・止まったかもな」
「良かった。今度のは効果があったみたいですね」
森永が優しく笑う。
「だからって・・・こんなことすんじゃねーよ」
「すみません。でも止まったんだから許して下さい。ね?」
肩に置かれている手の力が弱められていく。
「先輩、もしかしてちょっと感じました?」
「ば、ばか言うな!」
「(笑)」
なんだよ・・・しゃっくりを止めるだけで、なんでオレばっかこんなにあたふたしなきゃなんねーんだ?
こんなことして・・・なんでお前は落ち着いていられるんだよ?

どうにもいたたまれなくなって、顔を背け体を離そうとした。
「待って、先輩・・・・」
「?」
「2分だけ、こうしててください」
「・・・は?」
「その、オレも少し刺激されちゃったみたいで・・・」
「!!!」
お前もかよ?
って、いやそーじゃなくて・・・お前まで反応したらますますオレの身が危険じゃねーか。

「は、離せ」
「ちょっとの間こうしててくれれば治まりますから。無理に逃げようとすると・・」
「・・・?」
「押し倒しちゃうかもしれませんよ、オレ」
「な・・・」
何を考えてんだ、こいつは。、
こんな平日の朝っぱらから!!!
「これ以上なんにもしませんから・・・少しだけ付き合ってください」
あ、当たり前だ!!

本気なのか冗談なのか分からないが、とにかく今押し倒されるのだけは勘弁してもらいたい。
仕方なく少しの間だけ大人しくしてやることにした。
お互いがくっつきすぎない程度の微妙な近づき加減で預け合う体・・・。

森永は2分で落ち着くと言ったが、オレは・・・。
とにかく余計なことは考えずに体の熱を静めることだけ意識する。
しかし・・・・元の状態に戻るのに、果たしてこれは正しい方法なのか?
離れた方がいいんじゃないのか?
などと思いながらも言葉に出来ないオレは、そのまま拷問のような2分が過ぎるのを待つしかなかった・・・。


おしまい


舌を引っ張ると止まる確率高いらしいです(笑)
舌を引っ張るっていったら・・・これはもう濃厚なちゅうしか思い浮かびませんよ。
あ、妄想世界の話です、もちろん(^◇^)

兄さんはもう二度と森永君の前ではしゃっくりしないと誓ったりして。
朝じゃなかったら、研究室だったら、とかいろんなパターンを考えましたが
私の作文の場合、ちゅう以上はさせられないのでこんな具合に(^^ゞ

★妙薬・・・不思議なほどよく効く薬
森永君のちゅうはしゃっくりにも効く、ということで。
媚薬 でも 秘薬 でもないよ(笑)

読んで下さって有難うございました。
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