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会話作文~優しさの強弱
2011-04-24 Sun 00:30
結局兄さんの日に間に合わなかった~~~(ToT)

電器屋シリーズ第3弾。
シリーズじゃないけどいつのまにか第3弾(笑)
オリキャラ(覚えてます?)が登場しますので苦手な方はスルー推奨でお願いします。

※記事の内容は本編とは全く関係ありません。
二次創作等苦手な方は読むのをご遠慮ください。




「森永、お前近いうちに電器屋に行く用事ないか?」
週末も近づいたある日、オレは森永にそう話しかけた。
森永自身の研究も好結果がでているようだし幸いオレの方も順調だから、時間があえばこいつに付き合ってもらえるかと・・・っつか今回だけはどーしても付き合ってもらわにゃならんのだ。
「特にないですけど。先輩、何か欲しい家電でもあるんですか?」
「いやオレじゃなくて・・・かなこがさ、髪の毛をまっすぐにしたり巻いたりする・・・なんかそーゆーのを買ってきてほしいって言うもんだから」
「ああ、ヘアアイロンとかいうヤツですね。そっかあ、かなこちゃんもおしゃれしたい年頃だもんなあ(*^_^*)」
「オレはそんなの使う必要ねえと思うけど、あいつ自分の貯めてた小遣いで支払うって言うから。松田家の近くには家電量販店がないからオレに頼んできた」
「自分で払うって、かなこちゃんらしい(笑)」
「オレはそーゆーことは全然分からんがお前なら少しは分かるだろ?」
「ん~、さすがにヘアアイロンについてはオレも詳しくないんで、やっぱ店の人にいろいろ訊いてみて選んだ方がいいと思いますよ」
「そうか・・・」
「あ! あの店だったら結構ポイントも貯まってるから値引きしてもらえるかも」
「あの店?」

ってことで、オレたちは家電量販店を訪れている。
あの店・・・つまりTVや炊飯器を買った、森永“行きつけ”の電器屋だ。
なんだかんだでオレも3度目の来店になる。
まあ、こいつに“付き合ってもらう”のは今回が初めてだが。

「やっぱり種類あるな~。値段も色々だし、店員さんに説明してもらった方がいいですね」
「そうだな・・・」
森永が近くにいた女性店員に声をかける。
「ヘアアイロンでございますか? ストレート用とカール用、兼用とありますがどのタイプをお探しですか?」
「先輩、くるくる巻くのかまっすぐにするのかどっちですか?」
いちいち子供に説明するみたいに翻訳しなくてもカールとストレートくらい分かるっての。
「兼用のが欲しいと言ってたが、値段が高いようなら巻くだけでもいいんだとさ」
「兼用ですとこちらが売れ筋ですね。それからヘアアイロンをお使いになるのが初めてでしたらヘッドが回転するタイプが使いやすいかと・・・」
店員の丁寧な?説明を、うなづきながら、時折質問しながら聞き続けるオレたち。
といってもオレは途中からもうチンプンカンプンだった。
女が使う商品だぞ? 説明聞いただけですぐに理解できるもんか?
っつかこいつが(オレが知らない)ヘアアイロンなんてもんを知ってることに驚いた。
ホモのくせに!!
あ、単なる家電好きってだけか? 美容院に行ってるみたいだし、知ってても不思議はねえのか。

「ちょっとトイレ」
「あ、はい。いってらっしゃい」

よくわからん説明は森永に押しつけてオレは一人店内をブラブラすることにした。
あくまでもトイレに行ったついでに。
そういえば、今日はあの店員たちをまだ見ていない。
森永がホモのカップルだと言っていた若い二人の店員。
オレも来店した時に洗濯機やもちつき機について説明をしてもらったっけ。
休みかもな・・・そう思った時。

「いらっしゃいませ」
後ろから声をかけられた。
振りむくと例の店員の一人が微笑んで立っていた。
カップルの小さい方・・・確か家事が全然できない方。
「いつもありがとうございます。今日はおひとりですか?」
「いや、ツレはあっちに」
そう言って森永のいるコーナーの方に向き直る。
森永を見つけたらしいその店員はまたにっこりほほ笑んで言った。
「一緒にご覧にならなくてよろしいんですか?」
「聞いてもオレはよくわからないんでツレに任せました」
「そうでしたか(笑)」

この店員もよくにこにこしてるよな。まあ仕事だからってのもあるだろうけど。
森永もよく笑うけど笑い方が少し違うっていうか、森永と比べるとこの店員はもっと涼しそうに笑う・・・なんつーかそよ風みたいに。
森永の笑い方はもっと・・・太陽とかひまわりみたいな・・・って何考えてんだオレは?
そういえば、相方の店員の方はそんなに笑わなかったような気がする。
大きい方の店員は・・・いないのか?

「相方は休みですか?」
「相方?」
「背の大きい・・・」
「ああ。いますよ。今は商品の品出しをしていると思います」
「へえ」
「彼は大きくて力もありますから、荷物運びには必ず呼ばれるんですよ(笑)」
確かにデカかったよな・・・森永と同じくらいだったか。
森永は上背だけで細いけど・・・でも筋肉はついてるから力もちゃんとあって・・・ん? 何で森永が出てくんだ?

「ところでお客様がお探しのものは?」
店員の一言で我に返った。くだらないこと考えてたな・・・。
「特には・・・」
「お時間があるようでしたら、こちらを試していかれませんか?」
そう言った店員が示した先にあったもの、それは。

「マッサージチェア?」
「もちろんご購入していただこうとは思ってませんので(笑) 今日何台か新製品が入ったので店頭に並べたばかりなんです。お試しで座っていただくのは無料ですからよろしければ」
「いや、でも・・・」
「あいつがさっき運んできたのがこれです。5分程度でも効くと思いますよ」
「・・・」
考えたが試しに座ってみることにした。
実をいうと少しばかり肩が凝っているような気がしていたから。
座って作動させてみると思っていたよりずっと心地よい。
肩や腰や足に適度な振動を感じて少しばかり眠くなる。
「でも、どんなに性能のいいチェアでもやっぱり人間にやってもらう方が嬉しいですけどね」
「え?」
電器屋で働く人間がこんなこと言っちゃいけないんですけど、とその店員は笑った。
「チェアより、プロのマッサージ師より、私のことを気遣ってくれる人間にしてもらう方が効果ある気がします。思い込みかもしれませんが(笑) そういう相手には私もしてあげたいと思いますしね」
「なんでオレにそんなことを?」
「なぜでしょうね? お客様が話を聞いてくれそうだからでしょうか(笑)」
「は?」

疲れを癒してくれたり、癒してやりたいと、この店員が思う相手が誰なのかはもう分かる。
職場も同じだし、相手が疲れていることもきっとすぐに分かるんだろう。
森永もよく肩を揉んでくれる・・・「先輩は眼が悪いから肩凝りしやすいでしょ?」とかなんとか言いながら。
あいつも同じくらい忙しいけど、寧ろオレにこき使われてて余計疲れてるのかもしんねーけど、あいつはそーゆーこといわねーよな・・・。

「あ、頭部のクッションが少しズレてきてますね」
店員はそう言うと、すぐ脇から手を伸ばしてクッションを直そうとした。
オレが少し頭を上げた、その時!

「先輩!!!」
聞きなれた、だけど店内に響きわたりそうな声がオレ?を呼んだ。
「え?」
「ちょっと、何してんですか!」
走ってきた森永に気づき、オレはチェアから体を起こした。
「な、なんだよいきなり?」
「先輩に覆いかぶさって・・・あんた何するつもりだよ!」
森永が喰ってかかりそうになってる相手はあの店員で・・・なんだって? 覆いかぶさる?
「はあ?」
「お客様にはマッサージチェアをお試しいただいていて・・・頭のクッションを直したんですが」
「え・・・? ク、クッション?」
森永はまだ理解できてない表情だ。
「お客様。何か失礼がございましたか?」
現れたのは“大きい方”の店員。
「あ、ええと・・・この人が寝てる先輩にキスしようとしてるのかと・・・」
はあああ? キスだぁ???
ほらみろ。店員もキョトンとしてるじゃねーかっ!!
「え?」
「キ・・・? 久藤、本当か?」
「お、お客様にそんなことするわけないだろ! でも・・・申し訳ございません。誤解させてしまったようで・・・」
「え、ええとその・・・痛っ!(ドガッ)」
オレは怒りにまかせて森永のバカを蹴とばした。
「森永! てめえ・・・寝言は寝て言え!!!」
「先輩~、だ、だってそう見えたから・・・」
「うるせえ黙れボケ!!」
人前で客にそんなことする店員がいるかよ! お前じゃあるまいし!
「すすす、すみませ~ん(T_T)」

「すいません。コイツちょっとおかしいとこあるんで」
森永の非礼を一応謝る・・・っつかなんでオレが謝んなきゃなんねーんだ。
「すみません。オレ早とちりしちゃって・・・」
森永も頭を下げる。
「いえ、誤解だと分かっていただけて良かったです。私の対応も配慮が足りなかったですし」
「配慮?」
「(笑)」
そうして店員はまた微笑んだ。
この店員も何か誤解したんじゃないかと思ったが、この(大バカな)件はひとまず収まった。
店内の客が少なかったことをこれほど有難いと思ったことはなかった・・・。

その後、反省しきりの森永とヘアアイロンのコーナーに戻り、店員お薦めの商品を購入した。
ヘアアイロンを説明してくれていた店員はさっきの事件?を見ていなかったらしく、それまでとうってかわって大人しく(しょんぼり)している森永を見て心配そうに話しかけている。
こいつはどこまでもバカだが、かなこのために商品を選ぼうと協力してくれたし・・・オレは許してやることにした。
とりあえず、だけどな。
また訳わからん誤解をしたらボコボコにするから覚えとけ。

帰り道。
「先輩、マッサージチェアが欲しかったんですか?」
「まさか。無料だから試しに座ってみただけだ。第一あんなデカいもの、家に置く場所ねーだろーが」
「まあそうですけど・・・」
「なんだよ?」
「もし疲れてるなら、オレ、マッサージしますよ?」
「別に」
「そりゃマッサージチェアにはかなわないけど、ツボはだいたい把握してるつもりですし」
「・・・ツボ?」
「あ、へ、へんな意味じゃなくて」
「当たり前だ!!」
「・・・」
「・・・」
「肩揉みも足のマッサージも・・・できますよ」
「足はいい。痛そうだし」
「(笑) 痛くないようにしますって。先輩痛いの嫌いだもんね❤」
「はあ?」
「(笑)」
さっきの失態をもう忘れたかのように森永が笑う。
こいつは全く・・・。

「・・・お前は?」
「はい?」
「最近大学でも忙しかったし家のこともやってるしさ・・・お前、オレより疲れてんじゃねーのか?」
「いいえ。全然大丈夫ですよ」
「・・・」
「先輩がそうやって労ってくれるだけで充電完了です!(^^)!」
「・・・なら、いいけど」
「ねえ先輩・・・手の平や指をマッサージすると疲れがとれるって知ってます?」
「へえ・・・」
なんだよ急に。疲れてねえって言ってたくせに。

「ちょっとだけ、疲れを癒してもらっていいですか?」
「は?」
「こうやって」
そう言うと、森永の右手がオレの左手をぎゅっと握った。
「お、おい・・・」
指と指とが絡められていく。
「ぎゅっと力入れて? お互いの手のマッサージです❤」
「お、往来だぞ? なに・・・」
「ひとがいない今だけでいいから」
そしてまた少し強く握られる。
「・・・っ」
「先輩」

いつ頃から逃げられなくなったんだろう?
逃がしてくれなくなったんだろう?
離すことができない手・・・マッサージだと言い聞かせる。
癒すことができればいいのにと思う・・・こいつの心を。
だけど

「いってええ!!」
思い切り力を入れて握り返してやった。
「マッサージなんだろ?」
「先輩~~、酷い~~~(T_T)」

その頃店では

「キスしようとしたのか?」
「だからしてないって。こんな明るい、それも店内でってあり得ないだろ?」
「・・・あのデカイの、相当いかれてるな」
「うん・・・オレもそう思った」
「だけどお前もだぞ?」
「? なにが?」
「『お客様にするわけない』って言ってたろ?」
「うん。だから?」
「お客じゃなかったらするのか?」
「はあ?」
「つうか、お前の好みはあのデカい方だと思ってたけどな」
「・・・あのさ」
「なんだ?」
「・・・ヤキモチ妬いてんの?」
「少しな」
「もう~~(笑)」

おしまい


オリキャラの会話で締めてすみません。
急いで書きなぐったんで誤字脱字酷いかも・・・あとで見直します。

電器屋シリーズ第3弾・・・シリーズじゃねえって(^^ゞ
相変わらず無駄に気が付き過ぎて無駄にヤキモチ妬きの
森永くんの物語になってしまったぜ~。
兄さんの日のための作文だったのになぁ。
いつか、本当にモテて(好きになられて)る兄さんの話を書きたいです。
だって森永くんには一応真崎さんがいる(いた)からさあ、
兄さんの真崎さんに対するヤキモチも一部正しいっていうか見当外れじゃないでしょ?
でも兄さんには・・・磯貝さんは違うじゃん?
森永くんにも正しい?ヤキモチ妬いてもらいたい。
(兄さんは非常に迷惑がると思うけどね)
兄さんはもっと誰かに好きになられてもいいと思うんだよ。
あんなに素敵な(とこもある)のに❤
※このブログは兄さん至上主義ブログです!
モテる兄さん、書いてみたい。
というか見たい。読みたい。
森永くんは思い込みじゃなくて本気で慌てろ!
なんつってね(●^o^●)

読んで下さって有難うございましたー!
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この記事のコメント
お久し振りです リズです

電気屋のssはとても好きです!!
このままシリーズ化でも いいのではないでしょうか?
今回 森永君のヤキモチ感が
溢れ出ていたので 少々笑ってしまいましたww
オリキャラの2人も 幸せそうでよかったです

話はかわりますが
かなこちゃんも 女の子ですからね
アイロンが欲しいのも分かります
大人になったら 美人になるんでしょうねww

最近は ところどころでインフルエンザが
流行っているようです
体にお気をつけてください

では^^
2011-04-24 Sun 10:11 | URL | リズ #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
リズ様

いつもコメント有難うございます!
リズさんは毎回褒めて下さるので本当に嬉しいです(*^_^*)

電器屋の話は凄く楽しみながら想像してるんですよ~
ただ文章にするのがなかなか難しくて・・・
もっと楽しく面白く書けたらなあとは思うんですけど^_^;
シリーズ化なんて言っていただいて光栄です。
家電を絡めたネタが浮かんだらまた書きたいですね。

かなこちゃんは絶対美人さんに成長すると思います。
彼女がゆるふわカールでおしゃれしたら
兄さんは“悪い虫がつく”のを心配するでしょうね~(^<^)
で、森永くんはいっぱい褒めてあげるはず!

インフルエンザが流行ってるんですか?
うわ~知らなかったです。教えて頂いて有難うございます。
注意しなきゃ。
リズさんもくれぐれもお気を付け下さいね。

感想コメント有難うございましたー!
2011-04-24 Sun 20:14 | URL | 日和 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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