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会話作文~飽きのこない君の
2011-01-23 Sun 19:23
にーさんの日ですね~。
お祝したり興奮したりしたいのですが
実生活の方でちょっとバタバタしてまして
なんもできなかったです・・・。
家族が熱出してまして・・・ちょっと大変です(笑)


それでもにーさんの日なので短めですが作文をひとつ。
作文の内容は本編とは無関係です。
二次創作等苦手な方は読むのをご遠慮ください。

心広いから大丈夫!という方はどうぞ。



気付いたのは宗一だった。
「森永、お前ちょっと声変だぞ」
「え?」
「さっきから時々咳してるじゃねーか」
「そーですか? 別になんともないですけど・・ちょっと喉が痛いくらいで」
「なんともなくないだろ。今日はもういいから先に帰れ」
「大丈夫ですって。実験もまだ途中なんだし、最後まで手伝いますよ」
「喉が腫れたらその後熱が出るって決まってんだ。具合悪くなる前にさっさと帰れよ」
「でも、ホントにどこも・・・」
具合が悪い自覚のない森永は手伝うと言い張る。
「あ~、もうめんどくせえな。じゃあオレも帰るから、そこ片付けろ」
強情な森永に根負けして宗一は自分も帰宅することにした。
「先輩、そんな・・・」
「人が心配してんのにお前が言うこと聞かねーからしょうがねーだろ・・・お前に倒れられるとオレが困るんだよ。少しは自覚しろ」
「はあ・・・」

帰り道。
「食欲あるならどっかでうどんでも食ってくか?」
「そうですね・・・でも」
「どーした?」
「・・・なんか食欲なくなってきちゃって。喉も痛いし」
「・・・ほらな。オレの言ったとおりだろ(呆)」
「ホントにすみません。でも夕飯はちゃんと作れますから先輩は・・・」
「バカ。人の飯より自分の体を心配しろよ。何か買えばいいんだし、今朝の味噌汁も残ってるからそれで十分だ」
「でも・・・」
「いいって。コンビニ寄ってくけど、お前は?何か要るか?」
「あ、じゃあオレ、ポカリか何か買ってきます」
「そーか」

別々に買い物を済ませた二人。
宗一が大きなレジ袋を提げているのを見て森永は驚いた。
「先輩・・・随分沢山買って来たんですね」
「ああ。お前が体調崩すと買い物に行けなくなるからな。それを見越して酒とつまみも先に買ってきた」
「見越してって、あの・・・」
「さっさと帰るぞ」
「あ、はい」

帰ったばかりの部屋はやはり寒い。
顔色が少し悪く見える森永を気遣うように宗一が話しかける。
「風呂は入れそうか?」
「(なんだか先輩優しい・・)ん~、熱は無いけどやめときます。体もなんとなくだるい気がするんで」
「言わんこっちゃない」
「すみません」
「子供は夜に発熱すんだよ。早く帰って来て正解だったな」
「子供って・・・オレですか?」
「自己管理できない奴は子供だろーが。ほれ」
そう言って宗一が差し出したもの、それは。
「え?」
大福の形をしたアイス。
「これ・・・さっき買ってくれたんですか?(オレのために?)」
「少しは腹に入れといた方がいいだろ? 食べやすいかと思って買ってきたけど、食えそーか?」
「あ、はい」
「無理して食わなくてもいいぞ」
「ううん、食べたいです」
「ん」
「でも二個は食べられないかな・・・先輩、一個ずつ食べませんか?」
「いや、オレは・・・」
「残しておくのもなんだし、先輩もこれ一つくらいなら食べられるでしょ?」
「まあ・・・いいけど」
持ってきた小皿にアイスを一つ分けた。

「これ大好きなんです」
「・・・前にそう言ってたよな」
「え?(先輩・・・オレが言ったこと覚えててくれて、それでこれを買って来てくれたの?)」
「好きなもんなら食欲なくても食えるかと思ってさ」
一口二口、アイスを口にしながら宗一が呟いた。
「・・・アイスはもちろん好きですけど、この求肥のとこが特に好きなんですよ」
「求肥?」
「アイスを包んでる、皮の部分のこれです」
そう言ってアイスをつついて見せる。
「へえ」
これも求肥なのかと思いながら、宗一はその食感を味わってみた。

「あ」
突然、森永が小さな声を上げた。
「?」
「あ~、そっか(笑)」
なにやら解決したように森永が笑い出す。
「なんだよ?」
「これ食べる度に何かに似てると思ってたんですけど、いっつもそれが何か分かんなかったんですよ」
「はぁ?」
「でも今分かりました」
「?」
「・・・薄くて冷たくて初めはちょっと硬いんだけど、触れるとなめらかに溶ける・・・なんか先輩のくちびるみたい」
「・・・は?」
「甘過ぎ無くて飽きのこないところも・・・」
「な、な・・・」
「先輩」
ちゅっ という小さく湿った音。
くちびるに冷たいけれど柔らかい感触。
宗一は何が起こったのが理解出来ず、体が固まってしまって思うように反応できない。
「も・・・」
離れた瞬間に文句を言おうとしたが、またすぐに角度を変えてくちびるを重ねられる。
何度か感触を確かめるようにくちづけられ、宗一はじわりと背筋が痺れていく気がした。
軽く押し付けられるような弾力を残して、それはゆっくりと離れていった。

「バニラの味・・・」
森永はいたずらっぽい笑顔を浮かべている。
「て、てめえ・・・」
「怒った?」
「・・・呆れただけだ。それより離れろ。風邪がうつる」
「あ・・・」
「熱出る前にさっさと寝ろ」
立ち上がろうとする宗一の腕を掴んで、森永はもう一度宗一の目をまっすぐ見つめた。
「怒ったなら謝ります。ふざけて・・・ごめんなさい」
「・・・」
宗一は顔を背けたまま返事もしない。
「先輩」
「・・・風邪が治ってからにしろよ」
「え?」
「いつだっていいだろ・・・飽きないなら」
「先輩、それって」
「え? あ、いや違・・・」
「うん、そうします」
「・・・っ」
「だから、先輩も風邪ひかないでね❤」
「知るかっ」
「あれ? もしかして、もう風邪うつしちゃいました?」
「? いや。なんで?」
「顔、赤くなってますよ」
「は?」
「風邪じゃないなら、どーしたの(笑)」
「うう、うっさい。さてと・・・ちゃんと風邪予防しとくか。部屋中にウイルスまき散らされて大変だからな」
「ウイルス?」
「しっかりうがいしてくる!!」
「え~、今そーゆーこと言います??」
「隅々まで洗浄してくるから!」
「ちょ、酷くないですかそれ?」
「ふんっ」
「せんぱいってば~(ToT)」


おしまい


風邪ひきさんにちゅーされてからうがいしても遅いですよね(>_<)
インフルエンザだったら大変だぞ。
森永くんはこのあとしっかりケアしてすぐに完治したことでしょう。
何度触れても飽きのこない、兄さんのくちびるに触れるために(笑)
兄さんは大丈夫だったんでしょうか??
あ、くちびるの貞操(笑)じゃなく風邪の方ですよ。

にしても、兄さんが「飽きないなら風邪が治ってからすればいいだろ」
的な台詞を言ってくれるようになるのは、
一体どのくらい先のことなんでしょう?


読んで下さってありがとうございましたー!
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この記事のコメント
最高です☆
初めまして!
暴ラジですごくハマって、小説も全部読みました(*^^*)
すっごく感動です!
ドキドキしながら読んでます♪

いいですね☆
森永君さすがです(*^^*)
いいとこ持っていくんだから(><)キャー
そして兄さんの照れ隠しか・わ・い・い♡♡
雪●大福食べる度にドキドキしちゃいますよー

これからもたくさんの萌えを期待してます(*^^*)
2011-01-23 Sun 23:15 | URL | 狐 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
狐様

コメント有難うございます~。
稚拙な作文を読んで下さったとのこと
喜んでいただけて嬉しいです☆
甘さも切なさも、そして文才も全然足りない作文ばかりでごめんなさい。
雪●だいふく、是非兄さんのくちびるを想像しながら食べて下さい(笑)
こんなのでよろしければまた読みにいらして下さいね~。

暴ラジを気に入ってくださって・・・嬉しいな~(#^.^#)
更新までちょっと時間がかかってしまう暴ラジですが
次の更新も頑張ろうと思います!
また遊びに来て下さると嬉しいです。

有難うございましたー!

2011-01-24 Mon 23:24 | URL | 日和 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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