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会話作文~熱視線
2010-10-27 Wed 00:23
暴E様のブログで、本を読む(持つ)兄さんは素敵だという記事を読みまして
ぼや~んと妄想スイッチ?が入ったので、書いてみました。

でも読書の描写はほとんどありません。
E様、期待していただいてたらごめんなさいっ。
いつか、いつか必ず読書関係の作文を・・・か、書くぞっ!
私にしては甘い作文・・・になるはずだったんですが・・・あれ??
まあいいや。自己反省は作文の後に。

たいして期待してないから安心しな★的な方のみどーぞ。



10月のある日曜日。
オレはヤボ用で隣町まで出かけていた。
思っていたより早く用事が済んだので先輩のケータイに連絡を入れてみる。
帰りに夕飯の買い物をするつもりだったから、先輩の希望を聞こうと思ったんだ。

『もしもし』
「先輩? 森永です。用事済みました。これから帰ります」
『今、駅前の本屋に来てる』
「えっと本屋だったら・・・あと15分くらいで着けると思います。そこで待っててもらえます?」
『向かいにある喫茶店分かるか? そこで待ってる』
「はい。わかりました」

一緒に暮らすようになってから外で待ち合わせすることもなくなった。
なんだかデートの待ち合わせみたいで・・・ドキドキするな。

喫茶店の近くまで来て、窓際の席に先輩の姿を見つけた。
外から見えるように、オレがすぐに気が付くようにその席に座ってくれたんだろうか、と少し自惚れてしまう。
先輩は下を向いて熱心に本を読んでいた。

オレは、先輩が本を読んでいるのを見るのが好きだ。
出会ったばかりの頃、大学で見かける先輩は歩いているか食べているか読書しているか、だった。
読書中に話しかけると、うるさいとよく邪魔にされたっけ。
先輩にとって読書の時間はとても大事なものだと知ってから、オレは読書中には話しかけないようになった。
邪魔をしないように遠くから見つめた。
うつむいた横顔に、文字を辿る視線に、ページを捲るその指先に、オレは何度心を奪われただろう。
その本になりたいと、そんなバカなことを考えたこともある。
そんな風にオレを見つめてほしい・・・そう思った。

「先輩、お待たせしました」
喫茶店に入り、先輩に声をかける。
「ああ。オレもさっき入ったとこだ」
そう言って読んでいた本を閉じる。
いつからだろう、話しかけると本を閉じてくれるようになったのは・・・。
「どうぞ、読んで下さい。オレのことは気にしないで」
せめて、キリのいいところまで読ませてあげたいと思ったのは本心だった。
「別にいい。コーヒー飲もうと思ってたしな。お前も注文すれば?」
「あ、はい」
促されてオレもコーヒーを注文する。

「・・・なんだよ?」
窓の外を見たままで、先輩がいきなりそう訊いてきた。
「はい?」
オレの方に視線が向けられたかと思うと、ひたと見据えられる。
いつもながら先輩の眼力は迫力があるな。
「さっきから何じろじろ見てる。なんか言いたいことでもあんのか?」
「い、いえ別に・・・」
「・・・?」
自分でも気付かないうちに、先輩を無遠慮に見つめてしまっていたらしい。
カップを持つ指やカップに付ける薄い唇に・・・見惚れていた。

「何にも見てませんよ」
「そうか?」
「それに・・・オレが見てたとしても気になるもんでもないでしょ。今更意識することないじゃないですか(笑)」
「ばっ・・・意識なんかしてねーよ」
「そうかな~? 案外照れてたりして」
「・・・ったく、くだらねーこと言うな」
そう言いながら先輩は真っ赤になって横を向いた。
もう少しだけでいいから、こんな先輩を見ていたい・・・

「じゃあゲームしましょっか。オレと先輩、どっちが意識してないか競争しましょうよ」 
「は?」
「お互いの顔を見て先に顔を逸らした方が負け。負けた方がコーヒーを奢るってことでどーですか?」
「なんだよそれ・・・」
「じゃ、始めますよ~。ゲーム」
「おい、オレはやるなんて一言も・・・」
「スタート!」
「・・・っ」

負けず嫌いな先輩だから、嫌々ながらでもゲームに参加してくれることは予想できた。
戸惑ったような視線がオレに向けられる。
吸いこまれそうなほど綺麗な瞳がオレを見つめる様子に、背筋がぞくりと震えた。
先輩が、オレを見つめてる・・!。
そんな先輩の顔をじっと見つめ返す。
最初はその瞳を。
(伏せた瞼に・・・キスしたい)
視線を少しだけ移動させる。
(その鼻の頭にも濡れた唇にも・・・キスしたいな)
ゆっくりと瞬きした後、わざと眩しそうに目を細めてもう一度その瞳を真っ直ぐ見つめた・・・。

一瞬、先輩がビクっとしたように見えた。
生唾を呑み込んだのか、その喉元が動く。

先に耐えられなくなったのは・・・先輩だった。
「ば、ばかばかしい。オレはやめるぞ」
顔を逸らした先輩の耳はもう真っ赤だ。
「先輩の負け(笑)」
「・・・オレはやらんと言ったのに。お前が勝手に始めたんだろーがっ」
「もう、ずるいですよ先輩。コーヒーは奢って下さいよ」
「分かったって。奢りゃいいんだろ!・・・奢ってほしいなら最初からそう言えよ・・・ブツブツ」
「御馳走様です♪」

・・・オレを見つめてほしい
その気持ちは片想いの頃からずっと変わらないけれど
最近気が付いたことがあるんだ
この人が目を逸らすのは 特別な時だって
だから
目を逸らされるのも悪くない と今は思う

だけど もう知っているよね
あなたが目を逸らしている間も
オレはあなたを見つめ続けてるってこと・・・

おしまい



・・・あれ?
もっと甘~くなる予定だったんだけど、あんまり甘くないような??
あ、甘いよね? 私にしちゃ甘いですよね?
だ、誰か甘いと言って~~~(>_<)


まあそれは置いといて
見つめあう二人も見たいけど
森永くんの視線が恥ずかしくて目を逸らしちゃう兄さんもいいなあって思ってるんです
それは、たった一人だけに見せる仕草だと思うから♥♡

読んで下さって有難うございましたー!
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