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会話作文~君の朝は僕のもの
2010-09-23 Thu 17:23
兄さんの日です。
これ書くの何度目だ・・・いや、何度でも言う。
兄さんの日はGUSH発売の間のちょうど真ん中なんですよね。
あと半月、また半月・・・です。

今月は書けたぞ、兄さんの日に作文!
なんとなく甘めなタイトルですが、やっつけな感じで付けてますので
そーゆー期待はしないでね^^;
会話ばっかり、かつ、ある意味かなりバカバカしい内容なので
読まれる方はご注意ください。

暇してっから付き合うよ、な方はどうぞ。



「おい、森永! 聞いてんのか?」
聞き覚えのある、そして自分が聞くなんてあり得ないはずの大声に宗一は一瞬息が止まりそうになった。

その朝、喉の渇きを覚えた宗一は静かにキッチンに向かった。
まだ午前6時前。
もう少し眠れるな、と自室に戻ろうとした時それは起こったのだった。

その声は森永の部屋から聞こえてきた。
(な、なんだ? なにがおこったんだ?)
訳がわからないまま森永の部屋のドアをノックする。
「森永、起きてるか? さっきの・・・なんだ?」
「せ、先輩?ちょ、ちょっと待って下さいねっ」
ドアの向こうで少し焦った様な声で森永が返事をした。

「お、おはようございます」
ドアを開けた森永はなぜか神妙な面持ち。
「・・・おはよ。おい、さっきの・・・」
「あ、やっぱ聞こえちゃってましたか? (やば・・・)」
「あれ・・・オレの声だよな? なんでお前の部屋でオレの声がするんだ??」
問いかける言葉は普通でも、宗一の声は低く変わり眼光も鋭くなっていた。
怒る寸前か?
「すす、すみませんっ。昨日なかなか寝付けなかったんで今朝ちゃんと起きられるか自信無くて・・・」
「はあ?」
「それで・・・目覚ましのアラームをいつもより強烈なヤツに変えたら音量設定間違えちゃったんです・・・」
「アラームぅ??」
「ははは、はいぃ。すみませんすみません。起こしちゃってすみま・・・」
「・・・そのアラームがなんでオレの声なんだよ?」
「先輩が外出の時にオレが先輩の実験結果をケータイで連絡することがあるでしょ。その時に、た、たまたま録音してたものが残ってて・・・」
「たまたま・・・だと?」
「ほ、ほんとです。たまたま・・・たまたま残ってたんですよ。言われたこと忘れないようにしようと思って・・・録音機能使ったんですけど・・・」
「それがなんでアラームになってんだ?」
「先輩の怒ってる声なら絶対起きられるかなと思って、それで・・・」
「・・・呆れてものが言えん」
「こ、こうやって無事に起きられましたし・・・先輩のおかげですね」
「なにバカなこと言ってんだ・・・とりあえず、それ消せよ」
「え? や、やですよ」
「本人のオレが消せっつってんだ。消せったら消せ!!」
「嫌です。オレだって毎朝気持ちよく起きたいんですよ。起こしてくれる人がいないんだから、それくらい許してくれてもいいじゃないですか」
「え?」
「あ・・・そういう意味じゃなくて・・・えっと」
「確かに・・・起こしてもらってんのはオレの方なんだよな」
「・・・そうじゃなくて・・・早起きも先輩を起こすのもオレは全然苦じゃないですよ。寧ろそれも楽しみなくらいで」
「た、楽しみ?」
「だから、できれば先輩の声をアラームにするの、許してくれませんか? 好きな人の声で起こされたい時もあるから・・・」
「な・・・」
「ね?(にこっ)」
「・・・にしたって、その怒鳴り声はさ・・・」
「え~、先輩の怒鳴り声ほど眠気が覚めるものはないんだけどな」
「でも・・・う、うるさいじゃねーか、朝からそんな・・・」
「(あれ?先輩も自分の怒鳴り声がうるさいって思ってるんだ) じゃあ・・・別の台詞、録音させてくれます? 特別な目覚ましボイスとか」
「は?」
「オレ専用に」
「ち、調子に乗んなっ! 誰がするかっ」
「え~?」
怒鳴り声とは裏腹に、耳まで真っ赤になった宗一を見て森永は微笑んだ。
甘い囁きでも優しいキスでもないけれど、この人の声で目覚められるのは世界でオレ一人だけなんだよね・・・。

「なんならオレの声、録音しましょうか?」
「は? なんで?」
「だって、そしたら先輩もアラームで起きられるかもしれないし。あ、別に起こしたくないって訳じゃないですからね」
「・・・」
「優しめなのから厳しいのまで、どんなのでもやりますけど?」
「・・・いらねーよ」
「そうですか(笑)」
「必要ねーだろ・・・お前が居るんだから」
「え?」
「もう少し寝るからさ。わりぃけどいつも通り起こしてくれるか?」
「・・・わかりました」
「んじゃ、おやすみ」

自室に戻る宗一の後ろ姿を見送りながら、森永は宗一の台詞を反芻する。

『お前が居るんだから』

以前なら「オレは先輩の目ざまし時計だ」と無邪気に喜んだかもしれない。
「目覚まし代わりでも必要としてくれて嬉しい」と思ったかもしれない。
でも今は・・・
先輩がオレ自身を望んでくれているのが分かる。
オレへの特別な気持ちを感じる気がするのは
オレの自惚れですか、先輩・・・?


おしまい


ちなみに私の目覚ましはある声優さんの目覚ましボイスだったりします(照っ)
休日は「おはよ。そろそろ起きないと遅れちゃうよ?」と優しく?起こされてます!

読んで下さって有難うございましたー。
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この記事のコメント
またまたこんばんわ

天然の爆弾発言きた~~!! って感じですねwww
兄さんなら 言いそう・・・・
兄さんはこーゆーことを 平然と言うから凄いですよね;
だから 森永君も自制がきかないんですよv
でも 流石の兄さんでも 自分の怒鳴り声うるさいと
思ってたんですね(笑)
まぁ そりゃ 自分の声を聞く事はめったにないですし
いい経験になったんじゃないですかね
後日ぐらいに 兄さんが森永君に怒鳴ろうとすると
目覚ましアラームの事 思い出しちゃって躊躇いそうww

今回も面白くて 楽しかったですw
これからの更新も待ってます
最近になって 冷え込みましたので
体にお気をつけてください
では^^
2010-09-24 Fri 18:37 | URL | リズ #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
リズ様

自分の発言の破壊力に気付かない兄さんと
些細な言葉をちゃんと聞きとる森永くん
私の「暴君作文」の基本みたいですね(^^ゞ

兄さんは、これからは怒鳴り声をセーブしちゃうかもですね~。
もうあんまり怒鳴らない方がいいよ
疲れちゃうからね(笑)

リズさんも体調には気をつけてお過ごしくださいね。
読んで下さって有難うございましたー。

2010-09-25 Sat 00:18 | URL | 日和 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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