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会話作文~うちにニャンコがやってきた(前編)
2010-08-05 Thu 19:23
以前、森永くんや兄さんを猫変化させた作文を書きました。
その流れ というか
二人の間(?)に猫がいたらどんなかな?という想像がふくらみ?まして
書いてみました。

ありがちな内容ですし、え□ももちろん無しなのですが
長くなっちゃった・・・。
どんなんでもいいよーという方のみ どうぞ。



「・・・で?」
超不機嫌そうな顔の先輩に問いかけられ、オレはたどたどしく答えた。
「え? だ、だから近くのホームセンターで安かったから」
「そっちじゃねーよ! なんでうちに猫がいんだよっ!?」
「だって・・・大学行く時に見かけた場所にずっといたんですよ。心配になるじゃないですか。天気も悪くなりそうだったし、お腹減ってないかな、とか」
今オレたちの家にはお客が来ている。
今朝、大学に行く途中でとても綺麗な猫を見かけた。
帰り道で同じ場所に座っているその猫を見つけたらどーにも放っておけなくなり、警戒されなかったのをいいことにうちに連れて来たのだった。

「にしたって拾ってくることねーだろ? こんな、トイレと猫砂まで買ってきて・・・」
「いや、やっぱ室内飼いだと一番重要なのはトイレだと思ったんで」
「だからそーじゃなくて・・・連れてきてどーすんだよ? うちで飼うつもりなのか?」
「ああ、それならたぶん大丈夫だと思いますよ。毛並みもいいし、そんなに警戒されなかったから間違いなくどっかの飼い猫です。飼い主も探してるんじゃないかな」
「んなこと言ったって・・・その飼い主をどーやって探すんだよ? 人間の迷子と違うんだぞ? 警察行ったら分かるもんじゃねーんだぞ」
「明日から迷い猫の張り紙探してみますから。大きいスーパーなんかには貼られてること多いし、買い物がてら電柱も見てみます」
「でも・・・」
「飼い主が見つかるまでの、ほんのちょっとの間だけ・・・うちに置いちゃだめですか?」
オレの必死な様に呼応するかのようにネコがにゃう~んと一声鳴いた。
「お願いします」
「う・・・」
「先輩・・・」
「・・・世話は全部お前がやれよ」
やった。お許しが出た!
「もちろんです! 有難う先輩♪」
「・・・ふん」
そっぽを向いて不機嫌そうに見えるけど、最後に先輩が折れてくれるのはなんとなく分かっていた。
先輩が動物好きだってこと、以前にかなこちゃんから聞いていたからだ。
一人(一匹)ぼっちで寂しそうにしている猫をこの人が放っておける訳がない。

「ここにいていいって。よかったね宗くん!」
「・・・は?」
「さあ、トイレ覚えようか」
「ちち、ちょっと待て。お前・・・いまなんつった?」
「え?トイレを・・・」
「ちがーうっ。なんか・・・呼んだだろ、その猫・・・」
「ああ 『宗くん』ですか? 名前ないと面倒なんでオレが付けました❤」
「な・・・そ、そ、そ・・・」
「似合うでしょ。雄だし頭もよさそうだし」
「みみ、認めんぞオレは」
「何興奮してんですか、先輩? 先輩は先輩で好きに呼んだらいいですよ。オレは『宗くん』って呼びますけど。ね、宗くん」
すると返事するように猫はまたにゃ~っと鳴いた。
「そっか~、宗くんって名前気にいったのか~。よかった❤」
「おい、勝手に決め・・・」
「トイレ覚えたらご飯にしようね、宗くん」
「おい森永、ちょ・・・」
聞こえないふりをして、猫を抱きあげて移動する。
とぼけるが勝ち。
とぼけ切れてないのは分かってるけど、どーしてもこの名前で呼びたいんです。
ごめんね先輩。

宗くんは覚えの早い猫だった。人間との生活に慣れているのがすぐ分かった。
新しいトイレの使い方はすぐ覚えたようで粗相の心配は全くなかった。
買ってきた猫缶を不満なそぶりも見せず上品に綺麗に平らげる。
躾がきちんとされている利口な猫だと思った。
自分から懐くことも甘えた声を出すこともないが、それでもオレたちの側にいる
・・・というかオレたち二人の様子をずっと観察するようにリビングの隅に座って見ている。
どことなく不思議な感じのする猫だった。

「・・・お前、ちょっとそいつを甘やかしすぎじゃねーか?」
宗くんの毛をブラッシングしていたら、ソファに座ったままで先輩がそんなことを言ってきた。
「一応預かってる訳だし、何日もブラシかけないで宗くんの毛並みがひどい事になったら大変ですから」
「だからってそんなしょっちゅうやらなくても・・・」
「あ、シャンプーとかした方がいいのかな? でもオレ猫って洗ったことないし・・・そうだ!近所のペットショップでやってもらえるかも」
「・・・おい、余計な世話はしない方がいいんじゃないか? 第一、うちに来てまだ1日しか経ってないんだから。そーゆーことはもう少し後で考えろよ」
「ああ、そうですね。宗くんの毛並みがあんまり綺麗だからつい気にし過ぎちゃって・・・」
「・・・ふん」
なんとな~く機嫌悪そうだな、先輩。オレ何か気に障るようなことしたっけ?
ん? もしかしてオレが宗くんの世話やいてるのが気に入らないとか・・・・?
まさか・・・・宗くんにヤキモチですか? 先輩、そーなの?
「先輩の髪の毛も梳かしてあげましょうか?」
「・・・は?」
「先輩もブラッシングしてほしいのかな~と思って❤」
「はあぁ? 何バカなこと言ってんだ? オレは猫じゃねーっての」
こんなことで真っ赤になって反論したら、それこそヤキモチやいてるのバレバレなのに。
そーゆーこと分かんないくらいシャイな人だから・・・可愛いんですよ、先輩は。
「宗くんは猫だから少し手をかけてるだけですよ」
「? だから?」
「宗くんは可愛いけど、オレの一番は先輩ですから❤」
「な・・・」
「さ、綺麗になったよ~、宗くん」
宗くんはまた「にゃぅ~」と柔らかい声で鳴いた。
それはオレにお礼を言っているようにも、先輩に何かを言ったようにも聞こえた。

あまり甘えた素振りを見せない宗くんだったけど、どうも先輩の行動には興味があるみたいだった。
先輩がソファに座って読書を始めると必ず隣に宗くんが座っている。
「ん? またかよ・・・」
先輩の困惑した声がキッチンにいるオレにも聞こえてくる。
本を読み始める度に聞こえる先輩の台詞が気になって様子を見てみたら・・・

「まだか・・・」
「にゃう」
「さっさと読めって・・・これじゃいつまでたっても進めねえ・・・」
え? もしかして先輩、宗くんと喋ってんの?
「あの、先輩?」
「!・・・も、森永っ」
「え・・・と、今のは?」
「いや・・・なんかこいつ、オレが本読んでると邪魔してきてさ・・・。ページ捲ろうとするとニャーニャー鳴いたり、本に前足置いたり」
「邪魔っていうか・・・先輩と一緒に読んでるみたいじゃないですか、それ」
「はあ? こいつは猫だぞ? 何言って・・・」
「先輩だってさっき、宗くんに『さっさと読め』って言ってたくせに(笑)」
「うう、うるさい。それは・・・」
「でも先輩が読むような難しい本が好きだなんて・・・さすが『宗くん』ですね」
「なんだよそれ・・・」
「いえ別に(笑) ゆっくり読んでて下さい。先輩も宗くんも(にっこり)」
「~~~」
「にゃー」
真っ赤になった先輩の横で宗くんが満足げに鳴いた。
先輩と宗くんが仲良くしてるのは嬉しい。嬉しいけど・・・なんだかちょっと悔しいような変な気分だ。
ああ、またあんなにひっついて~~~。先輩の隣はオレの席だったのに。
先輩も妙に優しいし。オレがくっつくと絶対突き飛ばすくせに宗くんは・・・。
って、オレ何考えてるんだろ。宗くんは猫だよ?
猫なんだけど・・・妬けるなあ、もう。

そして夜。
「じゃ、おやすみ」
「あ、先輩・・・」
自分の部屋に行こうとした先輩の肩に手をかけ、そのまま背後から抱き締める。
「ちょ・・・もり・・・」
「先輩・・・キスしたい・・・。キスだけでいいから・・・」
先輩と宗くんのくっつきっぷりを見せつけられて、オレはなんだかいてもたってもいられなくなっていた。
「・・・よ、よせ」
「・・・なんで?」
「み、見てるだろ・・・そいつが」
真っ赤になった先輩の視線の先で、宗くんは静かに座ってこっちを見ていた。
確かに興味ありげな眼で見ているように思えなくもないけど・・・。
「分かんないですって。宗くんには・・・」
「で、でも・・・やだ」
「先輩・・・」
ここまで恥ずかしがられちゃうとこれ以上強引には迫れない・・・ホント恨むよ、宗くん(T_T)

羞恥でこわばってしまった肩からオレが手をどけると、先輩はほっと息をついた。
宗くんと同じくらい先輩にくっつきたかったけど、今日は諦めるしかないか。
そう思った、その時

「にゃ~ぅ」
宗くんがオレの足元に近付いて少しだけ甘えるような声で鳴いた。
「なに? 宗くん?」
長いしっぽを立ててオレの部屋の方へ2、3歩歩くと立ち止まってまた「にゃ~」と鳴いた。
「?」
「お前と一緒に寝たいんじゃねーのか?」
すると間を開けずに宗くんがまた鳴く。その声はYesと言っているように聞こえた。
「宗くん・・・」
「一緒に寝てやれよ。じゃ、おやす・・・」
そう言って先輩も自分の部屋に戻ろうとした。
「にゃん」
軽やかな足取りで宗くんは先輩の足元に走り寄ると、それ以上進ませないとでもいうように先輩の前にちょこんと座った。
「? ?」
「もしかして・・・オレたち二人と寝たい・・・ってこと?」
「にゃ~ん」
宗くんは今まで一番、高くよく通る声で鳴いた。とても・・・嬉しそうな声に聞こえる。
オレだけじゃなく先輩にもそう聞こえたんだろう・・・。
「・・・ふ、二人って」
「先輩、宗くんと一緒に寝てあげましょう。宗くん、そうしたいみたいだし。きっと一人で寝るの寂しいんですよ」
「・・・で、でも」
「オレはなんにもしませんから。だって・・・宗くんが一緒じゃ、できないでしょ?」
「う・・・」
「にゃぅにゃうぅ~」
宗くんの声に急かされるように、そしてオレも先輩を急かして部屋に連れ込んだ。

オレと先輩と、その間に宗くん。少し変形した川の字で横になる。
掛け布団から顔だけ出した宗くんはとても愛らしい。
「宗くん、満足そうですね」
「・・・窮屈で眠れねーよ・・・」
「にゃ~」
ふにゃふにゃした声で鳴いたかと思うと、あっと言う間に宗くんは寝息を立てて眠ってしまった。
猫の寝息って可愛くて面白いな。

そして・・・可愛い宗くんの横にはもっと可愛くて愛しい先輩の顔が見える。
ぎゅっと目を瞑って耳まで真っ赤に染めて、先輩がオレのベッドに横になってる。。
一つのベッドにいるのに何もできないのは残念だけど、せめてこれくらいは・・・。
「ん?」
「先輩・・・」
宗くんの身体にぶつからないように、オレは先輩の手を握った。
「これくらいは・・・許して下さい」
「・・・っ」
「大好きです」
「ま、またお前はそーゆーことを・・・」
「先輩は宗くんとオレとどっちが好き?」
「はぁ?」
「ね、どっち?」
「く、くだらねーこといってんじゃねー。さっさと寝ろ。おやすみっ」
「・・・」
「・・・そんなことも分かんねーのかよ、アホっ
「え?先輩、今なんて?」
「うっさい。オレはもう寝たんだよっ。起こすなっ」
「ハイハイ(笑) おやすみなさい」
二者選択?の問いの答えは小声すぎて聴こえなかったけど
繋いだ手はそのままでいてくれた。
朝までこうしていられるかな?
離したくないな・・・。


そんな感じでオレと先輩と宗くんは数日を過ごした。
宗くんは毎晩一緒に寝たがって、先輩は嫌がってたけどオレは結構嬉しかった。
やらしいことは何にもできなかったけど・・・。
でも、そのほんわかした日々にも終りが来た。
本当にあっと言う間だった・・・。


(たぶん)後編に続く・・・


森永くんに、「宗くんは可愛いけどオレの一番は先輩です」という
台詞を言わせたかった・・・。
そのために作文書いたようなもんなんです。
長すぎですね・・・すみません。

後編も大したことない内容のはずです(^^ゞ 
いつUP出来るかもわかりませんが、
とぅびぃこんてぃにゅう★ってことでお願いします。

読んで下さって有難うございましたー。
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この記事のコメント
初めまして。新しく記事を更新されてるのに、こんなところにコメントを残しちゃってすいません・・・。
でも本当に可愛くて可愛くて×∞
2人と川の字で寝ちゃう宗君も可愛かったし、宗くんの行動でヤキモチやいちゃう2人もすごく可愛かったです。
その前は2人が猫になった話を書いてましたよね。本当萌々させてもらいました。
自分の中では、森永君があらかじめ兄さんが猫になったことを知ってて、兄さん猫の一挙一動に悶えたりしちゃうんじゃ??とか妄想を膨らましてたんですが・・・。森永君の本音を聞いちゃう兄さん。とかいうキュンシュチュエーションに仕上がっていて、本当に日和様はすごいなと思いました。

これからも楽しみにしてます。上のシチュエーションみたいなのも書いてもらえないかな~とこっそりこっそり期待してます(´∀`)
2010-08-16 Mon 19:02 | URL | こまこま #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
こまこま様

はじめまして。コメント有難うございます。
コメント嬉しいですよ~、特に「この作文が○○」と個別に感想貰えるなんて感激です!

兄さん猫verは、森永くん猫verのあとがき?に書いていますが、書けそうにないな~と思ってたんです。
猫になった兄さんは想像できても面白いお話が浮かばず膨らまず広がらずで・・・。
でも萌えていただけたようで良かったです。
私の書くものって色っぽさとか切なさとか甘さとかがとにかく足りないので・・・BLなのに物足りないですよね(^^ゞ
以前はもう少しなんとか・・・と思ってたのですが最近はもう開き直って「庶民派」でいいかなって(笑)

こまこまさんの妄想、素敵ですね~。
私が書いたらその台無しになる気が・・・。
私でよければいつかトライしてみますが、文才ないから全然違うものになっちゃかも。
こまこまさんも書いてみてはいかがですか?
きっと私が書くより素敵でこまこまさんの好きな二人に近いお話になると思いますよ~。

連載中は妄想することも減るので会話作文はなかなかUPできないと思いますが、また是非遊びに来て下さい♪
2010-08-16 Mon 20:37 | URL | 日和 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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