FC2ブログ
 
会話作文~祝★森永くんBD
2010-07-03 Sat 07:46
まだですけどもうすぐですね、森永くんのBD。
お祝で作文ひとつ。

ストーリー無し、心情描写無し、えろも無し、会話ばっかり・・・
作文とも呼べないようなものなのですが
森永くんに(それなりの)幸せを感じてもらえる?内容にはなってると思います。

これが日和テイストだとご理解くださる方のみ、どうぞ。




「そろそろ寝るか」
日曜の夜。
自分の部屋に戻ろうと宗一がソファから立ちあがった時だった。
「先輩・・・あの、ちょっと」
森永が言いにくそうな顔で話しかけてきた。
「ん?」
「お願いがあるっていうか・・・」
「お願い? 何だよ?」
「お、怒らないで聞いて下さいね」
「? 怒られるような頼みなら最初からすんな。もう寝るからな」
「せ、先輩! 明日・・・オレの誕生日なんです」
「誕生日? そっか、5日だったな」
「で、お願いなんですけど・・・こ、今夜はオレと一緒に眠って下さい!!」
「・・・・・・は?」
「誕生日のお祝いってことで、だめ・・・ですか?」
「だだだ、だめに決まってんだろ、そん・・・・」
「あ、誤解しないで。今夜はその、先輩と何かしたい訳じゃなくて・・・同じベッドで眠りたいだけなんです」
「な、何だよそれ・・・」
「誕生日を迎えるその瞬間、先輩と一緒にいたいんです」
「・・・今だって一緒にいるじゃねーかよ」
「そうじゃなくて・・・。もっと側にいたいっていうか、誕生日の朝起きた時にそこに先輩がいてくれたら嬉しいなって思って・・・」
「わ、わけわかんねー・・・。ってか、何にもしねーってのがそもそも信じられねーしな。前にも・・・」
「こ、今夜は絶対何にもしませんから。明日は学校もあるし」
「そんなの信じられっか」
「先輩がそんなにオレを信じられないなら・・・安心できる証拠を見せますよ」
「・・・証拠?」
「これからオレ、トイレで抜いてきますから」
「へ? 抜・・・?」
「オレが悪さできない状態だったら、近くにいても怖くないでしょ?」
「そーゆー問題じゃ・・・怖いってなんだ怖いって」
「いや、怖がってるのかな~と思って」
「そんなこ・・・あるわけねーだろっ!(赤面)」
「なら・・・お願いきいてもらえませんか。我儘は今日だけだから・・・先輩」
「・・・なんでそんなに・・・」
「オレいつも先輩に無理ばっかさせてるでしょ。・・・信じてもらえないかもしれないけど、オレ、先輩を抱きしめてるだけで側にいるだけですごく幸せなんです。誕生日を大好きな人と一緒に迎えるって・・・我儘なのはわかってるけど、でも」
「・・・わかったよ、もう」
「え? いいの? 先輩、ほんとに??」
「・・・なんにもしねーんだろ?」
「は、はい。それはもちろん。じゃあトイレで抜い・・・」
「し、しなくていい、から」
「え、でも・・・」
「な、なんにもしねーって約束できるんなら・・・そんなことしなくていい」
「・・・うん。約束します。有難う先輩・・・信じてくれて」
「0時回ったら・・・オレはすぐ自分の部屋に戻るからな。いいな」
「え~っ」

覚悟を決めた宗一は潔い。
すたすたと早足で森永の部屋のドアを開けベッドに向かう。
が、ベッドまであと1歩のところで宗一の足は止まってしまった。
この場所に自分からどうやって入り込めばいいというのか。
「・・・ッ」
宗一は自分の動揺に気づき焦った。
その時、背後から優しく静かな声がした。
「先輩は奥でいいですか? オレ朝飯作るのにこっちの方が出やすいから」
「あ、ああ・・・」
眠るだけだ、意識することなんてなにもない。
そう自分に言い聞かせて宗一はぎこちなくベッドに横になった。
間を開けず森永もベッドに入る。 宗一の背中に森永の体温が伝わってくる。
森永と目を合わせることができない宗一は壁を見つめ全身を固くした。
静かに森永の腕が宗一の腰にまわされた。
「・・・おい、なんにもしねーんじゃなかったのかよ・・・」
「しませんよ。安心して」
「・・・」

その状態がどのくらい続いただろう。
実際はほんの1~2分だったのかもしれない。
しかし宗一には何十分にも感じられた。
辛いのでも嫌なのでもなく、ただただ緊張し、それを森永に悟られないようにするのに精一杯だったのである。

「先輩・・・顔、こっちに向けてもらえません?」
「は?・・・な、なんで・・・」
「だって、その気なくてもこれだと先輩のいろんなとこにオレの手が当たっちゃいそうなんですもん。こっち向いてくれれば背中にしか手を回せないから」
「・・・手をどければいいだろーが」
「手をまわすだけですって。大丈夫」
「大丈夫って・・・なにがだよ」
「怖がらなくていいから。ね、こっち向いて」
「だから・・・怖がってね・・・って」
確かに背後から腕をまわされた今の状態ではどこを触られるかわかったものではない。
そちら側には胸やら唇やら分身やら過敏なところがたくさんあるのだ。
背を向けておくのは危険だ。そう思った宗一はゆっくりと体の向きをかえた。

「先輩・・・」
すぐ眼の前には森永の肩と胸が。
ドクッと音をさせたのは相手の心臓か、それとも自分の方だったのか・・・。
森永は両手で宗一の背中を包みこむように緩く抱きしめた。
「好きです、先輩・・・」
「な・・・」
いつもと違って耳元にではなく頭の上に降らされた突然の囁きに、宗一の体は少し震えた。
「大好き・・・」
「・・・」
「先輩、好き・・・」
「な、何回も言うんじゃねー・・・」
「本当に、本当に好きですよ」
「か、簡単に言いすぎなんだよ、お前は・・・」
「だって・・・好きなんだからしょうがないです」
「う・・・」
「先輩だけが好き・・・」
「も・・・わかったから」
「好き・・・大好き・・・」
「・・・知ってるって」
「え?」
「じゃなかったら・・・こんなこと許してねーよ」
「・・・先輩」
「・・・」
「・・・」
「誕生日、おめでとう・・・」
「あ・・・」
「もう5日だろ?」
「・・・うん。有難う、先輩。これからもずっと・・・好きでいていいですか
「ん? なんだって?」
「なんでもありません。先輩ももう寝てね。何にもしないから」
「わかってるよ。何度もきいたから、それはもういい」
「(くすっ)おやすみなさい、先輩」
「・・・おやすみ」

森永は、午前0時を回ってすぐに贈られた祝福の言葉と愛しい人を胸に抱いて眠りにつく。
そして、祝福した当人は何度も繰り返された甘い囁きを思い出し、なかなか訪れない睡魔を待ち望んでいた。
午前0時を回ったら部屋に戻ると言ったあの台詞をすっかり忘れてしまったらしい。
だって仕方ない。
全身幸せに包まれた男と全身が心臓になってしまった男・・・どちらが勝つのかは最初から分かっていたことなのだから。


おしまい


パジャマ(衣服)を着たまま二人で眠るシチュ、ありなのか?
でも実は前にも一度書いてます。
元々“しそうでしない”二人が好きなんです、私。
でこちゅーくらいはあってもよかったかな(笑)
もう1本書けたら書きたいな。
心身ともに超幸せなBDを迎える森永くんは他の方のSSでご堪能下さい。
たぶん、みなさん書いてくれる・・・と思います。

読んでくださって有難うございましたー。
スポンサーサイト



別窓 | 会話作文 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<会話作文~祝★森永くんBD その② | 天使の宝箱 | 暴君6巻の10日後には>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 天使の宝箱 |