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会話作文~その愛しい瞬間
2010-05-22 Sat 13:23
OVAの描き下ろしパッケージ(かな?)、素敵ですね♪
と○のあなで、開店祝いの色紙を拝見した時も思いましたが
高永先生は花のモチーフがお好きなのかな。
あたたかい色合いのかわいいお花をよく描かれてますよね~。

そういえばついったーでの先生のお返事にあった
暴君6巻の「ちょっとした企画」ってなんだろ??
暴君単体での企画かしら?
それとも本誌との連動企画(某下敷きみたいな)?
う~、気になるなあ。


1か月前に書いたスーツ妄想作文『一緒に祝えたらいいね』の続きです。
色っぽい描写はなく微糖ミルク入りくらいのテイスト・・・かな。
よろしければどうぞ。



「着心地はいかがですか?」
「ぴったりです。キツイとこもないし・・・先輩、どーですか?」
「お、いいじゃないか。似合ってるぞ」
「あ❤」
「? なんだよ、にやけて」
「いえ、なんでも。(似合ってる、だって~~❤)」

「あの、森永様にお願いがあるのですが」
出来上がったフォーマルスーツを試着していたら、店員に声をかけられた。
「お願い?」
「はい、実は・・・」

「はあ? モデル?」
「いや、そんな大げさなものじゃないみたいなんですけど・・・。なんでもスーツを買った客の写真を撮って店に飾るってキャンペーンをやってるらしいんですよ。商品の宣伝にもなるからって」
「ふ~ん」
「それをお願いできないかって・・・。無理ですよ~、オレがモデルなんて~」
「オレに言うなよ。嫌なら断りゃいいだろ?」
「でもオレの来店予定に合わせてカメラを用意してたとか・・・」

「森永様のように長身でスタイルのいいお客様はそうそういらっしゃらないので! 前回ご来店いただいた時に、是非モデルをお願いしようと社員全員で話していたんです」
目をキラキラさせて女性店員がそう説明してくれた。
「そんなこと言われても・・・」
「もしお一人での撮影が嫌でしたらお連れ様とご一緒ではいかがでしょう?」
「は?」
「お連れ様にはジャケットかなにかを羽織っていただいて。もちろんポーズなどは気になさらずに普段通りで構いませんよ」
「せ、先輩と一緒なら・・・」
「しねーよ! なんでオレが・・・店はお前の写真が撮りたいって言ってんだから」
「いえ、お二人でしたら店としても大歓迎でございます★」
「と、とにかくオレは断る! お前だけ撮ってもらえ」
「え~っ、そんな・・・」
「そうですか。それは残念ですが・・・では、森永様はこちらを」
「へ?」
「・・・」

あれよあれよという間にオレは数人の店員に囲まれ、シャツとネクタイを用意されて着替えることになった。
そして完璧なフォーマルスタイルに変身。
着替え終えてフィッティングルームを出ると、少し離れたところに立っている先輩が目に入った。
視線が合って、でも先輩はすぐにオレから目を逸らしてしまった。
あ~あ、無理やりモデルに付き合わせようとしたから機嫌悪くなっちゃったかな。

「せんぱ・・・」
「森永様、とてもよくお似合いです。ささっ、こちらへどうぞ。すぐに終わりますから」
先輩に話しかける間もなく、店員に促され写真撮影が開始した。
ポーズは必要ない、と言っていたくせにそれなりにポーズをとらされ笑顔も要求され・・・わけがわからないうちに何枚か撮られた、と思う。

「すみません、ちょっとトイレに」
疲れたのか緊張のせいなのか、急に行きたくなった。
トイレを出て戻ろうとした時、後ろから声がした。

「森永」
「・・・先輩」
「・・・大丈夫か、お前?」
「はぁ・・・まあ」
「ったく、嫌なら断ればいいのに。お人好しにもほどがある」
「はは、そうですね。断る間もなかったっていうか・・・。待たせちゃってすみません、先輩」
「それは別にいいけど・・・もうちょっとで終わるんだろ? ここらで待ってるから」
「はい」
「・・・ネクタイ、曲がってるぞ」
そう言って、先輩はオレのネクタイを直してくれた。


数日後。
「ん? なんだろ、このDM」
スーツを作った店から少し大き目の封書が届いていた。
そういえばモデルの謝礼?になにか送ってくれるって店員が言ってたっけ。
商品券かな、なんて思いながら封を切る。

「あっ!」
思いがけず大きな声が出てしまって、ソファに座っていた先輩は驚いたらしい。
「な、なんだ? どーした?」
「い、いえ、なんでもないですっ」
「?」
オレはとぼけてキッチンに逃げた。
だって、大声も出ちゃうよ、こんなサプライズ・・・。

封筒の中には、お礼状と一緒に1000円の(店限定)商品券が数枚とキャビネサイズの写真が1枚入っていた。
『たまたまシャッターを押しただけだと思いますがとてもよく撮れていましたのでお送りしました。店に飾ることは致しませんので森永様のお宅で飾っていただければ幸いです』
追伸として手書きでそう添えられていた。

・・・すごく、嬉しい。嬉しすぎて泣きそう。
こんな顔してたんだ・・・。

その写真には・・・愛しい人を見つめる幸せそうなオレと、とても優しい瞳でオレのネクタイを直している先輩がいた・・・。


おしまい



二人で写真撮ることってホントになさそうですよね。
勝手な想像ですが、兄さんって写真撮られるの好きじゃない、ていうか苦手そう。
実際にこんな無茶苦茶なキャンペーンする紳士服店はないと思います。
商店街にある自営のお店とかだったらありそうですけど(笑)
森永くんは試着してたら絶対目立つはず。
あの人モデルさんかな~?、なんて店の裏では噂されてるかも。
この写真は森永くんの部屋のどこかに大切に保管されるんでしょうね★

読んで下さって有難うございました。

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