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会話作文~確かめたい
2010-05-16 Sun 21:29
今週はスケジュールの都合で週末に仕事がありませんでした。
色々やったようでやれなかったなあ。
いつものことですが。

今週、本職?(笑)の漫画が復活予定なのでそっちで忙しくなりそうな予感。
3か月ぶりのあらすじ日記を(別のところで)あげないといけないので。

なので、忙しくなる前にまた作文ひとつ。
前回の「雨に降られて」の続き、のつもりですが単品でも読めます。
微え□です。
艶不足だけど純じゃない・・・中途半端なものですが
よろしければどうぞ。

 



ほろ酔い状態の先輩は妙に色っぽい。
それだけでもヤバいのに、急な雨に降られてびっしょり濡れた先輩はより扇情的に映る。
風邪を引かせたくないからすぐにタオルを渡したけれど・・・ほんとはもう少し見ていたかった。
貼り付いたシャツの下に見える素肌の色を、髪から垂れて胸元へ伝う水滴の道筋を・・・。

「先輩、シャワー浴びます?」
「そうだな・・・お前も結構濡れただろ? オレは後で・・・」
「髪も濡れてるし、先輩は乾かすより洗った方が早いでしょ。オレは着替えれば大丈夫。とりあえずタオルで間に合いますから」
「そうか? でもお前もあったまった方がいいぞ。すぐに出るからさ」
「急がなくていいですよ(笑)」
「じゃ、先に入らせてもらう」
「はい」

風呂場に向かった先輩を見送って、オレはやっと呼吸を整えることができた。
今日はさすがに先輩の着替えシーンを見るわけにはいかない。
いや本音では見たいけど・・・・自制する自信ないもんな。

ふと、服のあちこちに泥ハネ汚れを見つけた。
気がつかなかったけど水溜まりが出来てたのかもしれない。結構走ったし。
脱いで調べてみたら色んなところが泥で汚れていた。
オレの服が汚れてるってことは先輩のもだよな。あ、やっぱり・・・。
今日はもう遅い。これから洗濯機を回すわけにはいかないから、軽く落としておこうと洗面所で水洗いを始めた。
パンツひとつになって二人分の服を水洗いしてたからか、徐々に寒くなって・・・。
「くしゅっっ!」
くしゃみがひとつ。
・・・着替えてからやればよかった。
その時

「どーした? 大丈夫か?」
先輩が風呂場の扉を開けて声をかけてくれた。
「あ、大丈夫です。すみません」
振り返って謝ったら先輩は口をぱくぱくさせていた。
「?」
「お、お、おま・・・なんだ、それ・・・」
「それ? ああ、服ですか? 泥ハネしてたんで軽く水洗いしてたんですよ」
「じゃなくて・・・そ、そんなかっこでしてんな!」
「え? だってシャワー浴びるし・・・と思・・・って」

そう言ってから気がついた。
先輩も・・・裸だった。
風呂に入ってるんだから当然だけど。
「あ・・・せんぱ・・・」
「す、すぐ出るから・・・・オレの着替え持って来い」
風呂場の扉を半分閉めかけて先輩は慌てながらそう言った。

「・・・」
「早くしろよっ。なんでもいいから」
「先輩・・・オレ、寒い・・・」
「だからもう出るって言・・・」
「風邪ひいちゃいそうなんで・・・オレも、入りますね」
「・・・は? って、おい・・・」

大丈夫。抑制は出来る、はず。。
ただちょっと触れたいだけ。
薄いさくら色に染まりかけたこの人の肌が・・・あまりにも綺麗すぎて。

下着も脱がずにオレは出続けるシャワーの湯の中へ入り込んだ。
目の前の愛しい人は慌てて風呂場から逃げようとしたけれど、出られないように扉の前に立ち、後ろ手でしっかり閉めて逃げ道を塞いだ。

「てめ・・・なんのつもりだよ」
「言ったでしょ。寒いんです」
「オ、オレが出てからにすればいいじゃねーか。すぐ出るって・・・」
「先輩は、あったまりました?」
言い終わらないうちにオレの腕は先輩の身体を引きよせていた。
シャワーの中、濡れる先輩を抱きしめてオレも濡れた・・・。
心臓が早打ちを始める。

「や・・・やめ」
「・・・ちゃんとあったまってるね」
「だから、離れ・・・ろ」
「夜中ですから・・・大きい声出さないで」
「・・・っ・・・」

先輩は洗い用のタオルを右手で持って前を隠していた。
もう一方の手で俺の腕を押し退けようとするけれど、左手1本じゃどうにもならない。
「なんにもしない・・・少しだけ」
「・・・てめ・・・」
「風呂場じゃ嫌だと思って」
「・・・は?」
「風呂場って音が響くから・・・先輩、声抑えられないでしょ?」
「なっ・・・・」

オレを睨みつけていた表情は驚きに変わり、先輩は急に視線を逸らした。
先輩の顔がどんどん赤く染まっていくのが分かる。
これは・・・酒のせいでもシャワーのせいでも・・・ないよね?

髪にキスを落とすと、先輩はオレの腕の中でビクッと震えた。
既に耳まで真っ赤に色付いている。
我慢出来ずに、その耳の後ろを舌先で掠め、軽く噛んだ・・・。

「・・・んあっ・・・」
甘い声が小さく漏れる。
「・・・先輩」
「・・・んにもしね・・・って・・・」
「先輩、かわいい・・・」
「はぁ?」
「そーゆーかわいいとこも大好きですよ」
「オレをそんな風に言うのは、お、お前くらいだ・・・」
「そうかな(くすっ)」

(こんな先輩を他の誰かに見られたら・・・オレはきっと嫉妬に狂って死んじゃうよ。裸の先輩も、真っ赤になってる先輩も、誰にも見せたくない。見せないでよ、先輩・・・)

「下・・・あ、当たってんじゃねーかよ」
「好きな人とこんなことしてたらこうなるのが普通でしょ? なんない方が変ですよ」
「だったらすんな・・・」
「今更ムリです。でも、先輩だって・・・」
「こここ、これは・・・ビ、ビックリして反応しただけだっ」
「そっか・・・」

そーゆーことにしといてあげます。驚くほどシャイな人だからね。
でも布を通して伝わリ合うお互いの熱に、オレは眩暈さえ覚えた。
先輩も・・・感じてる?

「ねえ、先輩。新居に越す時にはダブルベッドにしてもいいですか?」
「・・・は? オ、オレはお前と一緒に・・・寝たりしねーぞ」
「オレのベッドですけど?」
「え?」
「ダブルベッドって聞いて、オレと二人で使うことを想像したんですか?」
「うう、うるさいっ。そーじゃね・・・」

(オレはずっと狙ってるけどね、ダブルベッド。狭いシングルで密着して寝るのもいいけど、二人でゆっくり朝を迎えたいから・・・)

先輩の本当の気持ちは未だに分からない。
だからいつも確かめたくなる。
オレが先輩にとって特別だってことを。
オレだけに違う反応するってことを確認したい。
出会った頃より、1年前より、1か月前より、昨日よりもっと特別に感じてほしいんだ・・・。。

先輩が上目づかいにオレを睨んだ瞬間、その唇を奪った。
浅く深く、舌を吸っては絡め、唇の裏をゆっくりなぞる。
「・・・ん・・・んぅ・・・」
シャワーの音に混じって切ない声が零れた。
オレの五感の全てが、今、この人を抱きしめたいと思ってる・・・。

・・・もしも先輩が握っているタオルを落としたら、約束守れないかもしれない。
なんにもしないって約束・・・たぶん守れない。


おしまい



ちょこちょこ続きましたが今回で本当に終わりです。
書けないというより、妄想自体がここで止まるんですよね~。
兄さんがその手のタオル(まさに防御壁!)を落とすかどうかは
森永くんのちゅーテクと皆さんの妄想力にかかってます(笑)
森永くんは約束守る予定だったんだけど・・・書いてるうちに変わるもんだなあ。
え□ありの妄想は森永くん視点じゃないと書けないのはなぜ?
兄さんの心情描写は難しいですね・・・。

今回も読んで下さって有難うございましたー。
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