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会話作文~GWは終わったけれど
2010-05-07 Fri 00:44
GWネタで何か・・・とは思うものの
地元ネタはもちろん
旅行ネタも浮かばないので

単なる休日ネタで作文ひとつ。

オリキャラが登場しますので苦手な方はスルーして下さいね。

萌えポイントのないシチュですが
よろしければどうぞ。


久しぶりの休日。
オレは森永と大型電気店に来ている。
どうしてこんなところに来ているかというと

「あ~、まただ。ほんと調子悪いな」
「どーした?」
「最近、ケータイが調子悪くて。電源が勝手に落ちたりボタンの反応が遅かったりするんですよ」
「・・・バッテリーの問題じゃなさそうだな」
「買い替えなきゃとは思ってるんですけど」
「なんでさっさと買い替えねーんだよ」

言ってからオレは気がついた。
ここ数日は連日深夜までオレの実験につき合わせていたんだっけ。
店の開いている時間に帰らせてやってなかったな・・・。

「・・・そーゆーことはちゃんと言えよ。1日くらい早く帰ってもよかったんだぞ」
「ん。でも調子悪いのはたまにで、まだ使えてたから」
「実験も一段落したし、明日にでも見に行って来い」
「・・・はい。あの、よかったら先輩も一緒に行きません?」
「は?」
「せっかくだから他の家電もちょっと見たいなって思って。洗濯機とか」
「今買う必要ねーもんだろ? なんでオレが」
「また実験が忙しくなって二人で見に行けなくなるかもしれないじゃないですか。だから、行ける時に先輩の意見も聞いときたいんですよ」
「・・・別に意見なんてねーよ」

だけど、こいつがケータイを買い替えに行けなかったのはオレのせいでもあるし・・・。
そんな申し訳ない気持ちもあって、結局森永に付き合うことにした。


「いろいろあって迷うなあ。先輩だったらどれがいいですか?」
「・・・通話とメールができりゃなんでもいいよ。お前が使うものなんだからゆっくり選んでろ。オレは店を一回りしてくる」

特になにかに興味があるわけではなかったが、オレが近くにいるとそれだけで森永を急かしてしまう気がして、オレは森永から離れた。
ぶらぶら歩いていると大型家電のコーナーがあった。

(そういえば、森永が洗濯機がどーとか言ってたっけ)

新居に引っ越す際電化製品の多くは新たに買い揃えたが、洗濯機はまだ十分に使えそうだったので森永が持っていたものをそのまま使うことにしたのだった。
(やっぱり二人暮らしになるともうちょっと大きい方がいいのか? 何kg・・・くらいがいいんだ? そういや雨が続くと乾かなくて大変だとか言ってたな。家の中に干したりアイロンかけたり・・・。なら、乾燥機付きのがいいのかな?)
分からないなりに、洗濯機の大きさや値段などを見比べていた時だった。

「洗濯機をお探しですか?」
「え?・・・あ、いや探している訳では・・・」
一人の店員が話しかけてきた。
オレより少し背の低い、柔らかい雰囲気を持った若い男の店員だった。
「このタイプの洗濯乾燥機はなかなかお薦めです。大きさの割にパワフルですし音も静かですよ」
「へえ・・・。その、二人暮らし用としては・・・大きさは?」
「ちょうどいいと思います。新婚さん用としても売れてる商品ですから」
「し、新婚??」
「あ、いえお客様が新婚だと申し上げたのではなくて(笑) お連れ様とご相談して決められたらよろしいと思いますよ」
お連れ様、という店員の言葉にオレは驚いた。
「連れ・・・って (なんで知ってるんだ)?」
「ケータイを選ばれてるあのお客様とご一緒に来店されるのを見ておりましたので」
「あ・・・そ、そうだったんだ・・・」

ちょっとホッした。超能力者かと思ったぞ。いや、思ってね―けど・・・。

「お連れ様には何度かご来店していただいてるんですよ」
「え?」
それは聞いたことなかった。

「確かTVをお買い上げいただいてたと思います。数か月前、新居に引っ越されるとおっしゃって」
「・・・(じゃ、うちにあるあのTVはここで買ったのか)」
「洗濯機を見に来られたこともありましたよ。その時も私がご説明いたしましたのでよく覚えております」
すると、その若い店員はくすっと柔らかく笑った。
「?」
「あ、申し訳ございません。お客様がご覧になっている洗濯機、お連れ様が以前目に留めていらっしゃったものと同じでしたので」
「え?」

その時、別の店員の呼ぶ声がした。
「久藤。こちらのお客様が洗濯機の説明聞きたいっておっしゃって・・・っと、接客中だったか」
「うん、今は・・・」
「構いませんよ。連れももうすぐ戻ると思うし、今日買うつもりもないですから」
「そうですか。それでは・・・申し訳ございません。何かあれば彼に言って下さい」

そう言って久藤という名の店員は別の客のところへ行った。
ほんの一瞬、この店員が嬉しそうな顔をした・・・ように見えた。なんだろう?

「申し訳ありません。洗濯機については彼が一番詳しいもので」
「・・・別に」
謝ったこの店員も若い。さっきの店員よりずっと背が高くて体格がよかった。

「先輩~、終わりました。すみません、時間かかっちゃって」
森永が戻ってきた。
「決まったか」
「はい。あ、洗濯機見てたんですか。これいいですよね。買い替える時はこれにしましょうか」
「気が早えよ。まだ今のも十分動いてるんだから。・・・まあ、調子悪くなったら考えりゃいいさ」
「そうですね。・・・って、あれ?」
「?」
「いつもご来店有難うございます」
「やっぱり! 前はお世話になりました。先輩、この人、TV選ぶ時色々説明してくれた店員さんなんですよ」
「・・・へえ」
「TVの使い勝手はいかがですか?」
「すごくいいですよ!色は綺麗だしサイズも部屋にあってました。部屋の間取りを聞いてもらってホント正解でした。オレだけだったら絶対もっと大きいのを選んでたから」
「それはよかったです」

すると、今度はさっきの店員の声が近付いてきた。
「ごめん火村。TVの説明してたんだけどオレがちょっと説明しきれないことがあって、頼めるかな」
「わかった」
「ええと、こちらのお客様は・・・」
「オレたちはもう帰りますから」
「そうですか。バタバタして申し訳ありませんでした。また是非いらしてください」
軽く会釈をして二人の店員はTVコーナーの方に走っていった。

「久藤、どちらのお客様だ?」
「あの方だよ。メーカーの特徴を比べたいとかで・・・」
声は聞こえない。
でも二人の背中からそんな会話が聞こえてくる気がした。

「あの二人、たぶん恋人ですよ」
森永が小さな声で言った。
「・・・は?」
「分かるんですよ、雰囲気でなんとなく・・・ね」
「・・・ホモの勘ってやつか?」
「なんですか、それ(笑)」
「オレには分からん・・・」

森永にはそう言ったものの、あの二人の店員の間にほんの少し何かを感じたのは確かだった。
二人になると生まれる違う空気・・・それはオレにも分かった気がする。

「・・・そう見えてたりして、オレたちも」
「?」
「なあんて、そんなことないか(そもそもオレたち恋人じゃないし・・・)」
「なんだよ?」
「なんでもありません。それより見て下さい、先輩。今度のケータイ、色々凄くて・・・」

新しいケータイについて森永は店員ばりに説明し始めた。
全くこいつは・・・なんでこーゆー小さいことでこんなに楽しそうにできるんだ?
まあそれがこいつのいいとこだけどな。
・・・にしても、次は乾燥機付きの洗濯機にするべきなのか? 悩むところだ。


その頃店では

「さっきの二人ってさ」
「ああ」
「恋人、だよね?」
「だろうな」
「仕事場だからオレたちは隠してるけど、あの二人は雰囲気でまる分かりだったね(笑)」
「あの大きい方、前にTV選んだ時は同居するんだって嬉しそうに話してた」
「メガネの人も家電に興味なさそうなのに、“二人暮らしにはどうか”って訊いてきたよ」
「お互い思い遣ってんだな」
「そういうの・・・いいね」
「ああ」


おしまい


オリキャラの台詞で締めちゃってすみません。
(ちなみにオリキャラ二人は私の大好きな漫画(notBL)のメインキャラをイメージしてます)
テーマは第三者からみた兄さんと森永くん。
同類から見たらぜったい分かると思うんだよね。
はなはだ腐女子的発想ではありますが(苦笑)
それにしても私の妄想は「二人で何か買い(見に)に行く」パターン多すぎ。
またそれ~?って呆れ声が聞こえてきそうです。
もうちょっとシチュ考えなきゃな・・・。

読んで下さって有難うございました。
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